藤原清道プロフィール
01私心なき経営~力なき人間が挫折を経て夢を追う~
日本の教育システムのレールに乗り損ね、学業エリートと言われる人たちとは無縁の学生生活を送っていたはみ出し者が、社会に飛び出して29年。事業経営という立場での職歴(24年)は、現在47歳の私にとってすでに人生の半分以上の年数を数えるまでになった。
「チカラとカネがない奴は誰からも相手にされない」「やるかやられるか。やられれば死ぬしかない」と教えられた(脅された?)ビジネスの世界。そのような世界で生き抜いていくためには、エリートたちが作ったシステムの影で、波風立てないようにひっそりと仕事をするような戦略を取るべきなのだろうかと考えたこともあったが、当時18歳の血気盛んな年頃の私が、おとなしくしていられるはずもない。
しかし、常識知らずな若造の社会人デビューを、母国日本のビジネス界はふところ深く受け入れてくれた。
その後、24歳の時に参画した小さなベンチャービジネス。今でも規模は小さいままだが、大規模優良企業にも負けないような質の高い人材が育つようになった。また、多くのお客様や取引先から高い評価をいただき、上場高収益企業にも負けない利益を安定して上げられるようにもなった。そこに至るまでの道のりは平坦ではなかったが、苦労が多かったからこそ私のような学のない人間でも、一流企業や一流ビジネスパーソンに伍(ご)していけるような組織をつくることができたのかも知れない。
幼少期から他人より秀でたものを持ち合わせていないにもかかわらず、人並み以上のことをやろうとするために挫折続きの前半生だったが、それでも腐ることなく、また人の道を踏み外すことなく(踏み外しそうになったことは多々あったが)、ここまで陽のあたる道を歩み続けてこられたのは、私を支えてくれた数々の人たちとの出会いがあったからだ。
自分はどうせダメだ。才能もないし、お金もない。腕力もないからケンカにも勝てない。結局何をやっても他人に負ける。
そんなネガティブマインドに支配されていた幼少期の私から、「人生は思い描いたとおりになる。どんな未来も自分で設定して自分で作り上げることができる」と考えられるようになったのは、私の成長に根気よく付き合ってくれた大恩のある方々おかげで、その中のただ一人でも欠けていたら今の私はなく、従業員満足度研究所も存在していなかっただろうし、24歳の時に立ち上がった最初の事業がいまだに成長し続けているということもなかったに違いない。
今思えば、おままごとレベルの経営をしていたに過ぎない20代の頃は、私利私欲を原動力に仕事を行っていたのだが、痛い目にあって間違いに気がついてからは、「人間力を高めること」「私心なき経営」を志し、日々の仕事に向き合ってきた。
ここに、その足跡を示しておく。
お客様や従業員をはじめ、弊社すべてのステークホルダーのみなさま方が、弊社と私(藤原清道)が提供する商品やサービスの根っこに存在する理念の源泉をいつでも確認できるように。
- 目次
- 00プロフィールトップ
- 01私心なき経営~力なき人間が挫折を経て夢を追う~
- 02少年時代~強い組織を支えている人の存在を意識~
- 03落ちこぼれの高校時代~底辺を味わいながらも成功体験も~
- 04経営という仕事との出会い~自らの力で社会を渡り歩く魅力に取りつかれる~
- 05会社員経験~バブル崩壊直後の大手子会社で学ぶ~
- 06会社創業期~いきなりの挫折 惨めな船出~
- 07戦略なきドブ板営業~そこから繋がるディープな世界も~
- 08地方行脚~祖母の自宅に転がり込む~
- 09ミラノ出張~911の直後に国際線に搭乗する~
- 10上昇気流~大きな爆弾を抱えていることに気づかずに進む~
- 11組織の崩壊~従業員満足度への目覚め~
- 12第二創業期~クレド経営との出会い~
- 13クレド開発から導入、そして実践~粘り強さが作り上げたもの~
- 14マイクレド~自律自走の本質を知る~
- 15日刊メルマガの発行~ダメな自分を躾けていく最高のツール~
- 16従業員満足度研究所の立ち上げ~自らの事業経営の意義を見出す~
- 17コンサルティング事業~一般的なコンサルの常識を破壊する~
- 18従業員満足度実践塾~コンテンツの質を落とさずに、格安で学ぶ場を提供~
- 19子育てと教育~本質は、従業員満足度を高める組織づくりと同じである~
- 20「新 従業員満足度ES2.0」の執筆~日本企業の未来のために使命感を持って取り組む~
- 21クレド開発・浸透支援事業~組織づくりに悩むすべての企業に貢献する~
- 22後進の育成~日本の隅々まで、従業員満足度を高める経営を浸透させるために~
- 23生涯現役~働くことで人生が豊かになり、人間的成長ができると確信~