代表 藤原清道からのご挨拶
国も会社も家庭も、あらゆる組織にはあらゆる個性があり、多種多様な価値観と文化があります。何を以て幸せと感じるかは人それぞれであり、自分の信じることだけが唯一正しいと決めつけて生きることほど愚かなことはありません。
一方、資本主義社会の中で事業経営を行うということは、経済戦争を行っているということでもありますから、そこでは経済というモノサシの中で価値観をぶつけ合い、勝って生き残らなければいけません。
時代が変われば人々の価値観も変わり、戦い方も変わってきます。
しかし、時代が変わっても事業が変わっても、普遍的な事業目的があります。
「従業員満足度は手段ではなく目的である」
あらゆる事業において、それに携わる従業員の満足度が追求されないとしたら、はたして何のための事業なのでしょう。何のための経済活動なのでしょう。
近年日本の政治は、「同一労働同一賃金」という打ち出しをしますが、実際にはそうした結果の平等ではなく、従業員側の機会均等がグローバルスタンダードで、日本もゆっくりそこに近づいていくと考えています。終身雇用制度が終焉を迎え、労働市場が流動化し、労働者は誰でもその能力に応じて自由に働く場所を替えることができるようになります。
その結果、従業員満足度を追求しない会社はもちろん、従業員満足度を手段と考えている会社も求職者から選ばれなくなっていくでしょう。そんな未来はもうすぐそこまで来ています。
少子高齢化により日本の労働人口は毎年1%以上も減っています。求職者から選ばれない会社がどうなっていくか説明は必要ないでしょう。
何に対して満足度を覚えるかは価値観によって人それぞれですが、満足度に仕事のパフォーマンスが影響されない人はおそらく一人もいません。
「従業員満足度研究所」なんていう組織が世の中から不要になるくらい、世の中のすべての組織で従業員満足度の追求が息を吸って吐くくらい当たり前の状態になってほしい。
この事業のゴールは、当研究所が不要になる社会づくりなのです。