会社役員 近藤 稚津子 様
- 代表ではないという理由で「最終判断は社長」と、自分で決めきれないスタンスに甘んじていた。
- 結果として、組織に変化を起こせない自分に気づいていなかった。
- 組織運営において、ES(従業員満足)や価値観共有の優先順位が不明瞭だった。
- クレドやESの本質について、概念レベルの理解にとどまっていた。
- 幹部として「自分が変えなければ変わらない」と腹落ちした。
- 「新しいルールを自ら作る」行動的姿勢への転換が始まった。
- 利益優先ではなく、ESを判断軸に据えることの重要性を理解した。
- ミーティングなど現場判断にもESを活かす意思を持ち始めた。
- 組織として「選ばれる存在」になるための道筋をイメージできるようになった。
- 採用後も「知ろうとする姿勢」が重要であることに気づいた。
- 「これぞという人を採ったらOK」ではないと認識できた。
心からの感謝と、最も大きな気づき
この度はこのような貴重な動画をご提供くださり、本当にありがとうございます。
今回も多くの気付きを得る事が出来ました。
最大の気付きは、自分の覚悟がまだまだ足りないということです。
幹部という立場にいながら、代表ではないという理由で、
「最終的な判断は社長がするもの」とどこかで頼ってしまい、
自分で決めきれない弱さを抱えていたことに気づきました。
これでは、何も変えることができなくて当然です。
受け身のままでは、組織にも自分にも進化はない。
自分で新しいルールをつくるくらいの行動力を持たなければならない。
その覚悟を改めて強く意識する機会になりました。
特に印象に残った学びのメモ
▶ なぜ人は組織に集うのか?
今は、組織に属さなくてもお金を稼ぐ手段はいくらでもある時代です。
それでもなぜ、人は組織に「働きに来る」のか?
その理由として挙げられたものが、深く胸に残りました。
・自己実現に向かって行動する意欲
・組織の力で、大きな仕事を成し遂げたいという想い
・レベルの高い人と働きたいという願い
・仕事と人を重視しているという価値観
こうした思いを持って入ってきてくれたスタッフに対して、
私は本当に、やりがいのある仕事を与えられているのだろうか?
そう自問せずにはいられませんでした。
「これぞ!」と思う人を採用できたからといって、
その後の組織づくりが機能するとは限らない。
むしろ、そこからが本当のスタートなのだと痛感しました。
▶ 経営判断における優先順位
印象的だったフレーズがあります。
【ビジョンや理念に共感し、共に行動してくれる人の幸せを追求する】
【経営者の満足はいくらか後回しにする】
この価値観の優先順位が、経営や現場判断の軸として大切だと再確認しました。
目先の利益や効率ではなく、人の幸せが起点となるような判断ができているか?
今後も問い続けていきたいと思います。
▶ 居心地の良い組織とは誰にとってか?
【頑張っている人にとって居心地の良い組織にすること】
【逆に、頑張っていない人にとっては居心地の悪い組織にすること】
これは単なる厳しさではなく、
「どんな価値観で組織をつくっているのか」を明確に示す姿勢だと受け取りました。
結果、組織としての一貫性と、公平さが守られるのだと思います。
▶ 経営者の“根っこ”は、見抜かれている
強く印象に残った一言がこちらです。
【従業員は経営者の本音と建前を見抜いている】
これはまさに、真実だと思いました。
だからこそ、採用活動の時点から、
自分自身の価値観をオープンにすることが不可欠です。
・自分の頭の中は、他人には見えない
・思っていることは、正確には伝わらない
・「言ったからOK」ではなく、「伝わったかどうか」が大切
・人間は、疑わしいことを悪い方向に解釈する生き物
・価値観が合わない人を放置せず、対話していく姿勢が必要
これらの視点を持ち、採用や人材育成に取り組むことの大切さを再認識しました。
クレドの本質と、ボトムアップ型の文化づくり
価値観を共有するためのツールとして「クレド」がある。
その言葉の重みと意味合いを、改めて深く理解できました。
【クレドは、ボトムアップ型の価値観軸を表現できるツール】
トップダウンではなく、現場主導・対話主導で文化をつくりたい会社にとって、非常に有効な手段であると感じました。
・アウトプットの品質(QC)が揃いやすくなる
・社内コミュニケーションに一貫性が生まれる
・組織全体のベクトルが揃う
・結果として、“選ばれる企業”になる土台ができる
単なる理念の言語化ではなく、
文化形成と選ばれる組織づくりを可能にする道具として、クレドの価値を捉え直すことができました。
ES(従業員満足度)は手段ではなく目的でありたい
最後に、自分の中で最も大きく残ったのはこの一言です。
【ESは手段ではなく、目的である会社で私は在りたい】
この言葉に出会えたことで、
今後の行動指針が明確になったように思います。
会議やミーティングで何か違和感を覚えたとき、
「利益が出るからやろう」ではなく、
それによってESが下がってしまわないか?
その視点を常に持ち、必要であれば
“ESを守る提案”ができる幹部でありたいと強く思いました。
「ESは目的ではなく手段」になってしまっていないか?
あるいは「目的として捉えているつもりで、実際には手段扱いしていないか?」
その違いと意味を、スタッフとも共有していきたいです。
他のお客さまの声
当社の「従業員」の定義
当社では「従業員」を“理念やクレドに従う全スタッフ”と定義しています。
つまり一般的な社員だけでなく、アルバイトさん、パートさん、
そして経営トップや役員も従業員の一人であり、そこに優劣はありません。
一般的には、経営者に「従う」という意味で従業員という言葉が使われていますが、
当社では理念やクレドに「従う」という意味で、
経営トップも含めて関係者全員を従業員と定義しているのです。

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