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学ぶべきは「いいところ」からか、それとも「悪いところ」からか

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自分の思考のクセを知ろう

「悪いところはあるに決まっとる。
 せっかくに見に行ったのに、なぜいいところを見てこなかったんだ。
 出張費を返せ。」

これは、トヨタ自動車の若手従業員が、本田技研工業へ視察へ行き、帰社後上司に報告したときに、その上司から若手従業員に発せられた言葉です。

どこに行って何を見ても、誰と会っても、悪いところばかりを見て、自分に自信を持ち安心する人がいます。
一方で、どこに行って何を見ても、誰と会っても、いいところばかりを見て、それを自分や自社に取り入れることができる人がいます。

どちらがビジネスパーソンとして優れているか、いや人間として優れているか、言うまでもありません。

いいところを見ている人 悪いところを見ている人

どんな人やどんな会社でも、それこそ潰れかけの会社であっても「いいところ」が必ずあります。
「あの会社からは学ぶことがない」とか「バカにつける薬はない」とか、そうやって他社や他人のことを一方的に断じることは簡単ですが、他社や他人のいいところを見て学ぶ癖がない人は、結局自分が成長せず、自社を成長させるようなアイデアも出せません。

どんなに優れた企業でも、どんなに素晴らしい人格者でも、悪いところはあるに決まっています。
悪いところなんて気にすることなく、いいところだけを見て、学んで、それを自分の人生に、自社の経営に活かしていくこと。これができない経営者が、いい会社を作れるわけがありません。

読者の方が素晴らしいのです

そうそう、いつも私が発行するメルマガに、多くの読者からメッセージをいただきますが、会員制の有料メルマガに移行して以来、ネガティブなメッセージを一通ももらったことがありません。
「ただの一通も」、です。

「いつも役に立つ情報をありがとうございます」
「前進し続けている姿に刺激をもらっています」
「わからないことにも質問をすると的確に答えてくれて感謝しています」
とか、そういうメッセージばかりをいただくのですが、これは私が優れているからではありません。

それこそ、私のメルマガから、文句をつけたくなるような悪いところばかりを見ようとすればいくらでも見つかるはずです。
しかし、読者のみなさんが、「いいところだけを見て、学んで、それを自分の人生に、自社の経営に活かしていくこと」ができる、素晴らしい方々だからこそ、ポジティブなメッセージばかりをいただけるのではないかと思っております。

私自身、まだまだ未熟な発展途上な人間だと自覚しています。
そんな人間とメルマガの質を高めてくれているのは、優れた読者のみなさんであると感じています。

心より感謝しながら、これからも日々、役に立つ内容をお届けできるよう力を尽くしていきたいと思います。

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一般的には、経営者に「従う」という意味で従業員という言葉が使われていますが、
当社では理念やクレドに「従う」という意味で
経営トップも含めて関係者全員を従業員と定義しているのです。

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