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安田佳生さんとの対談 52【8人限定の友達に共通する「ないもの」とは?】

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元ワイキューブの社長で境目研究家 安田佳生さんとの対談企画

人は何のために働くのか。
仕事を通じてどんな満足を求めるのか。
時代の流れとともに変化する働き方、そして経営手法。
その中で「ES(従業員満足度・従業員エンゲージメント・ウェルビーイング)」に着目し様々な活動を続ける従業員満足度研究所株式会社 代表の藤原 清道が、安田佳生さんと対談していきます。

雇わない株式会社というユニークな会社の取締役も務め、「雇わない経営」を標榜する安田さんと、ESの向上を使命に事業展開する私(藤原)の対談を、ぜひ読んでいただければと思います。

第52回目は【8人限定の友達に共通する「ないもの」とは?】という内容です

今回の対談は、私から安田さんに聞きたいことがあり、テーマを設定させていただきました。
それは、「友達」に関することです。

安田さんは、普通の人にはないような変わった感性を持った方であるということは、この連載対談を読んでくださっている方であれば、すでにある程度は理解されていらっしゃることと思います。

そんな安田さんの普通じゃないところの一つが「友達の数を8人に決めている」というもの。

私は、「友達」ということについて、今まで深く考えたことがありませんでした。そして「友達」を明確に定義して「誰が友達で、誰は友達ではない」という線引をしたことは一度もありません。

安田さんは、かなり前から「自分の友達は8人」と公言されていて、そう公言することで気軽に誘われることが減ったとおっしゃいます。

人生の時間は誰にとっても有限です。
子供の頃は、「友達100人できるかな」という歌もあり、友達は多ければ多いほど良いようなイメージがありました。
そして、子供の頃は、「お互いに知っている」「一緒に遊んだことがある」くらいの関係で、相互に友達だと認識していたように思います。

しかし、大人になって人生の時間が有限であるという自覚をする人が増え、友達づきあいをする人の絶対数が減ってくるのが、多くの人にとっての普通の状態ではないかと考えるようになりました。

で、ふと、自分は友達が8人もいないんじゃないか?と思ったことがキッカケで、安田さんと「友達」や「友達の定義」について話をしてみたくなったのです。

ちなみに、皆さんは「友達」という言葉をどのように定義していらっしゃいますか?

私は、あまりこの定義についてちゃんと考えたことがなく、友達のようなお付き合いをしている人が何人かいるものの、その数を数えたこともなければ、多いのか少ないのかもわからないまま今に至ります。

なんとなく、「仕事上の人間関係」と「仕事とは関係ない人間関係」は分けて考えている人が多いのではないかと私は思っていて、友達とは仕事とは関係ない人間関係の方だと認識するのが、主流派の考え方かなと思っています。

仕事での人間関係は、何かしらの利害関係があり、その利害関係をベースにしてお付き合いが続きます。それに対して仕事とは関係ない場合は、お互いに会うメリットなどの理由がなくても会いたいと思えるような人間関係があり、そのような関係を「友達」と思う人が多いんじゃないかと思うのですが、皆さんはいかがでしょうか?

ただ、現在の私には「仕事が一切関係しないような人間関係で付き合いが続いている人は、いないかもしれない」と、ふと思ったのです。
ですので、もし友達の定義が「仕事と一切関係しないような人間関係」というものだとしたら、現在の私には、「友達がいない」ということになってしまいますね。

ただ、利害関係がなかったとしても一緒にいると心地よい人や、利害関係を超えて私と多くの時間を一緒に過ごしている人は、何人かいます。
しかしそういう人たちとも、結果として会えばお互いにお互いの仕事に繋がるようなことが自然に発生し、またお互いに相手の仕事にプラスになるようなことがないかと考えてしまうような関係でもあるので、結局「仕事と一切関係しないような人間関係」となることがありません。

かと言って、利害関係だけでつながっているわけでもありません。

例えば、自分が好きな人がお菓子屋さんを経営しているとしましょう。お菓子を頻繁に食べるわけではないけれど、その人に会いに行ったら、自然とそのお菓子屋さんでお菓子を買って帰りたくなる。その経営者と親しい人間関係なければ、おそらくそのお菓子屋さんで頻繁に商品を購入することはなかった。でも、食べたらとても美味しいお菓子で、お土産を買って帰れば家族も喜んでくれる。だから、頻繁に購入することになった。

そんな関係をイメージしてみてください。利害関係だけでつながっているわけではないけれど、仲の良い関係が続くごとに、その仕事上の関係もより深まっていくわけです。

利害関係を超えた人間関係ができて、その人を好きになってさらに関係性が深まると、仕事も増えて楽しくなる。
でも、仕事がなくても理由がなくても会いたい関係。でも会うと仕事にもなる。そんな人を友達と言ってもいいのかなぁと、考えているのです。

皆さんにとって友達とはどんな存在ですか?

以下をクリックして、対談内容をチェックしてみてくださいね!

【8人限定の友達に共通する「ないもの」とは?】
安田佳生 ✕ 藤原清道 連載対談 第52回目

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