不労所得という言葉に惹かれた時期があります。
実は。
確か29歳から35歳くらいの間(現在は43歳)
だったように思います。
不労所得とは働かずに収入を得るということですから、
不労所得に憧れるということは、
イコールその時点では、働かないと生活できない
ということを認めているわけであり、
できれば働きたくないということを、
暗に言っているに等しいということだと思います。
しかし、
今は明確に不労所得に憧れないようになりました。
なぜか。
働く意味とは
それは、
働くということを通じて自分が磨かれ、
素晴らしい出会いがあり、
大きなことに携わることができ、
なにより心から楽しい日常を送ることができる
そういうことが日々、年々逓増してくるから、
なのです。
一部の高いレベルの人格者であれば、
働かなくても自己研鑽を怠らず、
仕事に関係していなくとも様々な出会いを多く持ち、
働かなくとも社会から必要とされながら
人生を謳歌することができるのかもしれません。
しかし私のような多くの一般人、
つまり仕事を通じてしか自己を高めたり
社会に役立つことができない人間の場合は、
不労所得に憧れるマインドの延長線上で
うっかり本当に不労所得で生活できるように
なってしまったら、
ダメ人間への道を
開いてしまったと同義なのです。
一生かかっても使い切れないくらいの
継続収入を担保してから、
仕事でもなんでもやりたいことをやればいい
という意見もあるかもしれません。
だからまずは不労所得を得るための
努力からはじめるべきであると。
確かに私もそんなふうに考えたこともあります。
しかしそういうふうに考えた頃から
私もいくばくか成長し、
それでは真に人生を謳歌することはできない
と気づくようになったのです。
不労所得を得たら仕事をどうするのか?
36歳くらいから42歳まで(現在は43歳)で、
そこを確信することができ、
かつ仕事と趣味の境目がなくなってしまったので、
働かずに収入を得て遊んで暮らす
なんてナンセンスなことに憧れなくなったのです。
なんせ、働くことが最も自己研鑽になり、
働いている時間が最も楽しい時間であり、
働くことが最も自分の人生を豊かにするのですから。
ただ面白いことに、
狙ってもいないのに、
ここ数年不労所得が増えてきました。
いや、正確にいうと
自分の働きに見合わないような収入が
次から次に入ってくるようになったのです。
できるだけ遠い未来を見ながら仕事をすることは、
結果として未来の収入をつくることであり、
今の収入があたかも不労所得のようになる、
そういうことなのです。
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