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なぜ日本は“世界で最も成功した社会主義国”と呼ばれたのか?

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安田佳生さんとの対談 75【日本は“時間をかけて失敗した社会主義”から抜け出せるか】

人は何のために働くのか。
仕事を通じてどんな満足を求めるのか。
時代の流れとともに変化する働き方、そして経営手法。
その中で「ES(従業員満足度・従業員エンゲージメント・ウェルビーイング)」に着目し様々な活動を続ける従業員満足度研究所株式会社 代表の藤原 清道が、株式会社ワイキューブ創業者の安田佳生さんと対談しています。

雇わない株式会社というユニークな会社の取締役も務め、「雇わない経営」を標榜する安田さんと、ESの向上を使命に事業展開する私(藤原)の対談を、ぜひ読んでいただければと思います。

定着と報酬の関係

先日公開された、安田佳生さんとの対談記事をご紹介します。

私たちの対談は、もともと「人は何のために働くのか」「仕事を通じてどんな満足を求めるのか」というテーマから始まりました。しかし話を深めるほどに、焦点は“個人と社会の本質”へと移っていきます。今回も例外ではなく、日本社会全体の空気にまで話が及びました。

資本主義と社会主義の違い

日本は政治体制としては民主主義、経済体制としては資本主義を採用しています。
一方で、資本主義と対比されるのが社会主義です。

  • 資本主義:資源を市場と個人が所有し、自由競争を通じて分配が行われる仕組み
  • 社会主義:国家が経済活動を管理し、格差是正と公共利益を重視する仕組み

多くの日本人は「社会主義=独裁国家」「共産主義=恐ろしいもの」というイメージを持ちますが、実際には経済体制と政治体制は必ずしもイコールではありません。

日本型「社会主義的資本主義」

戦後の日本は、終身雇用制度、年功序列賃金、企業別組合といった社会主義的な仕組みを企業社会に取り入れてきました。
その結果、国際的には「世界で最も成功した社会主義国」と揶揄されるほどに成功しました。

高度経済成長期には、この“日本型の社会主義的資本主義”が機能し、国民の多くが安心感を享受しました。しかしバブル崩壊以降、その体制は維持できなくなります。

右肩上がりの成長、人口増加、インフレといった前提条件が崩れたことで、制度は形骸化し、多くの人が“ゆでガエル”状態に陥ってしまったのです。

  • 「頑張っても給料が変わらないなら、頑張るだけ損」
  • 「変わらないこと」「出過ぎないこと」を選ぶ社会

こうして、一億総中流の安心感は「挑戦しない・変わらない・妬みが支配する空気」へと変質しました。

これから日本はどう動くべきか

現在の日本は、「時間をかけて失敗した社会主義国」と揶揄されることもあります。
では、そこからどう抜け出していけばいいのか。

この問いに対して、安田さんとの対談では、日本社会の未来を考えるヒントを語り合いました。

未来を担う皆さんにとって、なにかの気づきになれば嬉しく思います。

以下をクリックして、対談内容をチェックしてみてくださいね!

日本は“時間をかけて失敗した社会主義”から抜け出せるか
安田佳生 ✕ 藤原清道 連載対談 第75回

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当社の「従業員」の定義

当社では「従業員」を“理念やクレドに従う全スタッフ”と定義しています
つまり一般的な社員だけでなく、アルバイトさん、パートさん、
そして経営トップや役員も従業員の一人であり、そこに優劣はありません。

一般的には、経営者に「従う」という意味で従業員という言葉が使われていますが、
当社では理念やクレドに「従う」という意味で
経営トップも含めて関係者全員を従業員と定義しているのです。

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定着と報酬の関係

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