世の中のあらゆるものは移ろいゆく。そんなあたり前のことを、安定軌道に乗ると忘れてしまうのが人間という生き物の性です。
そして、移ろいゆくものの最たるものが、「人間」です。従業員満足度の高い組織内で、強固な信頼関係の中にある人間であっても、一人一人の人間の思考や価値観、能力等、少しずつ少しずつ変化していきます。
その変化をどう受け止めて、どう進化させていくのか。これは経営者として考えるべきことの中でも、かなり重要度の高いものです。
プロスポーツチームをイメージしてみます。
例えば、圧倒的強さを誇るような常勝プロ野球チームがあるとします。求心力のある監督がチームを率いていて、選手もファンも一体となっていてモチベーションが高い状態が維持されている。選手一人一人も輝いていて、日替わりでヒーローが誕生する。
そんなすべてがうまくいっているようなチームであっても、その組織のレベルについていけなくて離脱する選手は必ず出てきます。一方、そんなチームであっても、そのレベルに満足することができず、より高みを目指しているがゆえに去っていくという選手もいます。
どんな素晴らしい組織を作り上げたとしても、その組織内で変化する人間を経営者がコントロールすることはできません。変化する人間に対し、時にはこころよく送り出し、時には厳しい姿勢で引導を渡す必要もあります。
そうしてあらゆる変化を受け止めて、私たちは組織を、チームを進化させなければ成らないのです。
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つまり一般的な社員だけでなく、アルバイトさん、パートさん、
そして経営トップや役員も従業員の一人であり、そこに優劣はありません。
一般的には、経営者に「従う」という意味で従業員という言葉が使われていますが、
当社では理念やクレドに「従う」という意味で、
経営トップも含めて関係者全員を従業員と定義しているのです。
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