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理念唱和・ラジオ体操・掃除…それってまだ必要?昭和の習慣と今をつなぐヒント

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安田佳生さんとの対談 77【多様性の時代に朝礼は必要か?】

人は何のために働くのか。
仕事を通じてどんな満足を求めるのか。
時代の流れとともに変化する働き方、そして経営手法。
その中で「ES(従業員満足度・従業員エンゲージメント・ウェルビーイング)」に着目し様々な活動を続ける従業員満足度研究所株式会社 代表の藤原 清道が、株式会社ワイキューブ創業者の安田佳生さんと対談しています。

雇わない株式会社というユニークな会社の取締役も務め、「雇わない経営」を標榜する安田さんと、ESの向上を使命に事業展開する私(藤原)の対談を、ぜひ読んでいただければと思います。

定着と報酬の関係

「朝礼って、今どき必要なんでしょうか?」

こんな問いを耳にすることが増えてきました。

働き方も価値観も多様化した現代において、「全員で集まって同じ時間に同じことをする」というルールや慣習が、時代遅れに感じられるのは自然なことかもしれません。

しかし、この問いの背景には、私たちが見落としてはいけない「時代の地層」があります。

「日本型社会主義的資本主義」が育んだ空気

戦後の日本が世界を驚かせる高度成長を遂げた背景には、「資本主義でありながら、社会主義的な仕組みを内包した社会構造」がありました。

学校では制服と丸刈り。教育内容は画一的で、子どもたちは一列に並び、同じ教科を、同じ時間に学ぶ。やがて皆が同じような会社に入り、指示を忠実に守ることが“優秀”とされる。

朝礼、ラジオ体操、理念の唱和、そして掃除──そんな集団行動の反復が、社会の一部として当然視され、疑問を抱く者は“浮いた存在”として扱われました。

「違和感」とともに生きる選択

私は、その“型”に早くから違和感を持っていた側の人間です。大学に進学しなかったのではなく、「あえて行かない」と決めました。レールに乗ることへの強い抵抗感があったからです。

18歳の頃、バイト先の大手旅行会社で正社員の道を勧められたこともありました。
しかし、“みんなと同じ働き方をして定年まで勤め上げる”という道に魅力を感じず、あえて超零細の体育会系企業に飛び込みました。実質的には「質の悪い個人事業主」のような働き方でしたが、自ら選んだその日々こそが、多様な働き方の原点だったと今では思います。

朝礼やラジオ体操は、もう古いのか?

では、今でも朝礼や理念唱和を続けている会社は、すべて“時代錯誤”なのでしょうか?

私はそうは思いません。

たとえば、始業1時間前に出社し、会社周辺を掃除し、ラジオ体操をしてから朝礼で理念を唱和して1日を始める──。そんな企業文化を“やりたくてやっている”人たちも、間違いなく存在します。

重要なのは、「強制」か「納得」か。「形骸化」か「意味が宿っている」か。

一見古く見えるものでも、そこに納得と意味があるのであれば、多様性の一部として尊重されるべきです。

「型を否定すること」=「多様性」ではない

多様性とは、「古いものを壊して新しくすること」ではありません。
“自分とは違う価値観”を許容し、対話し、選択できること。

つまり、「朝礼をしたい人がいる」「したくない人もいる」──その両方を尊重できるかどうかが、多様性の本質です。

対談記事のご紹介:形式に意味を宿らせるには?

今回、【多様性の時代に朝礼は必要か?】というテーマで、安田佳生さんとの対談を行いました。

「形式」や「慣習」が本質を失ってしまうとき、私たちはそれを“捨てる”前に、“問い直す”ことが求められます。その先に、納得感のある行動が生まれ、組織にとっての“文化”となっていくのではないでしょうか。

ぜひ、こちらの対談記事をご覧ください。

以下をクリックして、対談内容をチェックしてみてくださいね!

多様性の時代に朝礼は必要か?
安田佳生 ✕ 藤原清道 連載対談 第77回

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当社では「従業員」を“理念やクレドに従う全スタッフ”と定義しています
つまり一般的な社員だけでなく、アルバイトさん、パートさん、
そして経営トップや役員も従業員の一人であり、そこに優劣はありません。

一般的には、経営者に「従う」という意味で従業員という言葉が使われていますが、
当社では理念やクレドに「従う」という意味で
経営トップも含めて関係者全員を従業員と定義しているのです。

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定着と報酬の関係

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