ツアーイベント参加までの迷いと決意
いつも読んでいる日刊メールマガジンで、今回のツアー募集を知りました。
人数限定ということもあり、「行きたい」という気持ちと、「時間や費用のことを考えるとどうしようか…」という気持ちが交錯しました。
2日ほど悩んだ末、思い切って申し込みました。ただ、その時点ですでに枠が埋まっているかもしれないという不安もあり、「もし申し込みが間に合わずに外れてしまったら、それまでのご縁だったということで」と自分に言い聞かせていました。結果として参加できるご縁をいただきました。
1日目の体験:アート・哲学・庭園・そして至高の食
まず金沢21世紀美術館。この時はDXPという展示がされており、デジタルテクノロジーを使って、アーティスト、建築家、科学者、プログラマーなどが様々な試みをもって、今後の衣食住も含めたライフスタイルの提案をされておりました。デジタルテクノロジーの最先端を見学しました。
昼食を取り、次に向かったのは、鈴木大拙館です。
鈴木大拙という人物を私は知らなかったのですが、世界的仏教哲学者で、禅を世界に広めた人でもありました。先入観なくこの博物館に入りましたので、この禅の考えなどを学ぼうという気持ちになりましたし、博物館の建物もその禅の考えを踏襲しているのか、それほど広い施設ではないものの、すごく居心地のよい、長時間滞在できる空間でした。途中雨が激しく降って来ましたが、その雨の鈴木大拙館もすごく見ごたえのあるものでした。
その後、松風閣庭園を見学。旧本多家庭園で兼六園の参考とされた庭園で、その存在自体も知りませんでしたし、江戸時代初期に作られた庭園が現存することに驚きました。
雨が強くなってきたため次の目的地である小松市に移動。夕食の時間まで少し時間がありましたので、小松駅でカフェタイムに。小松駅は初めて行きましたが、北陸新幹線の開通を前に駅自体が真新しくなっていました。新幹線開通のインパクトは相当なものだろうと思います。
さていよいよメインイベントである、SHÓKUDŌ YArnへ到着。世界一のレストラン出身のシェフのお店ということで、すごく緊張して入店しましたが、スタッフみなさんとても感じがよく、緊張感は一気にリラックスモードになりました。お食事前に店内での撮影、SNSの投稿はNGという説明がありました。情報発信が大事といわれる世の中で、情報を制限することによる情報提供もあるということでしょうか。それは訪れた人を楽しませたいというオーナーシェフの願いなのでしょう。
メニューも普通のメニューではなく、謎解きのようなメニューで一見すると何が出てくるか分からない面白さがありました。ただ単に面白さを追求しているわけではなく、もちろん料理はどれも秀逸でした。厳選された素材と卓越した調理法、斬新なアイデアが組み合わされ、その空間にいるだけで楽しくなる、すばらしい時間でした。店名の「SHÓKUDŌ YArn」という名称にも特別な想いが込められ、食器や食材などにその名が記されていました。帰りの際にオーナーシェフ夫妻のお話をお伺いしましたが、何時間でもお話を聞きたくなるような内容でした。あまりの感動で興奮してしまい、その晩はなかなか寝付けませんでした。
2日目:知と創造の時間、そして気づき
二日目は、まず石川県立図書館へ。この図書館も初めて訪れました。その建物は中に入ると目に飛び込んでくるその景色に圧倒されます。まさに美しい本の楽園ともいうべき図書館です。本好きにもたまりませんが、椅子が好きな人、建築が好きな人も楽しめる空間です。
藤原さんが普通の会話をしながら図書館を歩いていたので、(図書館で普通の音量で話をして大丈夫なのかな?)と思ったのですが、この図書館はOKのようです。インフォメーションにも確かに出ていました。このようなすばらしい図書館ですから、観光地化していて、駐車場には県外ナンバーがたくさんありました。
ゆっくり本を楽しんで、この時間を使って研修室で藤原さんより、個別コンサルをしていただきました。約1時間みっちりとコンサルを受けたことで今後事業をどのように運営していくかのヒントをたくさんいただきました。
お昼に金沢駅へ移動し、最後のイベント。藤原さんの放談会です。昼食の時間が押してしまい、時間が短くなってしまったのが少し残念でしたが、アートとクリエイトを経営に生かすというようなテーマでおよそ90分、時折対話を交えながらの講義となりました。この時間の音声を録音していただいていますので、これを元に復習したいと思います。
二日間、とても良いメンバーに恵まれとても楽しく有意義な時間を過ごすことができました。本当に参加してよかったです。
ふり返りと今後の行動ーー感動の余韻が、これからの原動力に
【気付いたことや深く学んだこと】
SHÓKUDŌ YArnでの、お客様が心から満足するためにできること、しなければならないこと。追及すること。考えること。また、お客様の満足から遠いものはあえて外す、排除することも必要ということ。
【特に印象に残っていること】
SHÓKUDŌ YArnに入店したとき、お店の清潔さが特に気持ちよかった。食事やサービスも良かったが、飲食店として当たり前の清潔さが行き届いており、飲食店としてのレベルの高さがよく分かった。すべてのスタッフがインカムで連携がとれており、食事のタイミングなども見事でした。4時間があっという間でした。
【今後活用できると思ったこと】
お客様に対する姿勢や、提供できる価値、自分たちが大切にしているものを明確にし、それを現在の商品・サービスに付加してレベルアップしていきたいです。
【決意したこと】
今回新しい体験をすることによってさまざまなことを学びました。刺激にもなりました。今後もお金と時間を使って少しでも自分の幅を増やすために自己投資をしていきたい。
最近まで売上を上げるために、マーケティングやコピーライティングなどの技術で集客・販売しようとメインに考えていた。それらも大事だが本質は別のところにある。テクニックで勝負するのもよいが、人間力を高めた商品・サービスで顧客に選ばれる存在になりたい。
【感動したこと】
今回参加されたメンバーは皆さんとてもすばらしい方ばかりでした。それでいて親しみやすく2日間を本当に有意義に過ごすことができました。話の内容もレベルが高く、2日間ではお話し足りないくらいでした。このようなメンバーと旅をご一緒できたことに感動しております。
【これから行動しようと思っていること】
SHÓKUDŌ YArnには遠く及ばないだろうけれど、自社の商品・サービスがお客様にとって最大限喜んでいただけるように創意工夫していきます。
【これまでに利用した他社のイベントとの違い】
今回のようなイベントは他社では見たことがないです。金沢市・小松市だからできたすばらしい工程でした。それも単なる有名観光地巡りではなく、それぞれにテーマがあり、コンサルがあり、セミナーがある。お手本にしたいようなイベントでした。
【イベントへの参加を迷われている方へのメッセージ】
イベントの金額と時間を気にして参加を迷われているとしたら、すぐに参加した方がよいと思います。
それ以上のリターンはあると思います。藤原さんと二日間ご一緒していろいろなお話をできたのも良かったです。
株式会社ギフトホーム
代表取締役 佐竹 壮夫
当社の「従業員」の定義
当社では「従業員」を“理念やクレドに従う全スタッフ”と定義しています。
つまり一般的な社員だけでなく、アルバイトさん、パートさん、
そして経営トップや役員も従業員の一人であり、そこに優劣はありません。
一般的には、経営者に「従う」という意味で従業員という言葉が使われていますが、
当社では理念やクレドに「従う」という意味で、
経営トップも含めて関係者全員を従業員と定義しているのです。

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