感性を信じることの意義と重要性:個性を活かした選択の価値
自分の感性を信じる。
自分の感覚を信じる。
正しいか正しくないかよりも、自分が好きか嫌いかで判断をする。
そういう人が増えてきました。
論理的に正しいことでも、好きじゃないことや違和感を覚えることはやらないという選択。
正解かどうか判断できないけど、好きだからやる、心地いいからやるという選択。
正しいかどうかや、論理矛盾がないかどうかは、人間でなくても機械が判断できます。今後AIの進化とともに、論理性の検証等は人間がやる必要がなくなるでしょう。
現代において、火をおこす技術は人間に求められていないのと同様に、近未来、正しいか正しくないかという判断は人間に求められないようになります。それは簡単にしかも正確に機械が判断できるから。
再現性に頼らない成功への道:感性を活用した意思決定の鍵
私たちは、人間ならではなの感性や感覚を磨く必要があります。
人間だからこそできるような再現性の高くないアウトプット。ここに価値が生まれてきています。
例えば、私がここ5年ほどお世話になっているデニム工房では、ステッチをあえて昔の手縫いのような不均一な歪みにしたいというオーダーをする人が増えてきているといいます。
これこそが、人間だからこそできる再現性の低いアウトプット。
機械化が急速に進む高度成長期のものづくりの現場では、同じものを同じクオリティで大量に生産する技術が重要でした。
同じように私たちの仕事には、経理や会計、製造のような仕事だけでなく、営業もマーケも「再現性」をいかに高めていくかということに、多くの人が取り組んできました。
感性と再現性の対立と新たな価値
しかし、近年は面白いことに、再現性の低いアウトプットに価値がでるようになってきたのです。
例えば飲食店。
食材や調理プロセスが自然のものであればあるほど、毎回同じクオリティのものが食べられるというのは実は不自然であることに多くの人が気づき始めました。
あらゆる業界で、まだまだ再現性の高いアウトプットが一定の評価を得られる状況は続くだろうと思われますが、そうしたアウトプットはどんどん機械の仕事に移行していきます。
私たち人間が直に行う仕事で評価されるのは、実は再現性の低いアウトプットなのです。
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当社の「従業員」の定義
当社では「従業員」を“理念やクレドに従う全スタッフ”と定義しています。
つまり一般的な社員だけでなく、アルバイトさん、パートさん、
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一般的には、経営者に「従う」という意味で従業員という言葉が使われていますが、
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