情報過多時代の現実とその影響
情報過多な時代と言われて久しい昨今。 デジタルデバイスから流れてくるものを、私たちは意図的に制限していかないと、どんどん質の悪い情報で自分の脳と心が汚染されてしまいます。
身体的な肥満と同様で、精神的な肥満も、一度そのような状況になってしまったら、ちょっとやそっとで元の健全な状態に戻すことはできません。
自分の精神を、肥満と怠惰に導くような情報に限って、受け取りやすく魅力的に見えるように糖衣錠に作られていますし、何よりそのような情報は中毒性もありどんどん私達の時間や思考力を奪っていきます。
まるで、砂糖や小麦、添加物にまみれた食品のようですね。 そうやって身体も肥満と怠惰に導かれていき、そういう人を対象にしたビジネスがどんどん栄えていくことになります。
精神的肥満と情報中毒の危険性
糖中毒、小麦中毒は、身体ではなく脳が支配されている状態ですので、その中毒から逃れることは普通の人は困難です。質の悪い情報中毒も同じですね。
ある意味で薬物中毒から逃れることと同じレベルで困難です。
いや、薬物中毒から逃れるよりも、人によっては糖中毒・小麦中毒・情報中毒から逃れることのほうが遥かに難しいと言えるかもしれません。
なぜなら覚醒剤などの薬物中毒は、「悪いもの」という認識が一般にも広く認識されていますから、その中毒から逃れるために、いろんな人や企業が支えてくれるという環境があります。
しかし、糖や小麦はそのようなことは全くありません。
むしろ大手企業やマスメディアが積極的に人々を糖中毒・小麦中毒にしてそれで多くのお金を稼ごうと躍起になっていますから、何も考えずに生きていたら、あらゆるところで誘惑の網に引っかかることになります。 本当は人間の身体に悪いことが多々あるにも関わらず、ほとんどの人はそのような認識はなく、悪気なく摂取を続けてしまっていて、自分自身が中毒になってしまっていることすら気づいていません。
質の低い情報から自分を守る方法
情報もそうですよね。 マスメディアが流す情報の質が悪くなってきたと言われて久しく、質の高い情報が載った書籍の売りが伸びないと言われ、その反面、更に質の低いYouTube動画などがどんどん再生回数が伸びる現代。
これだけテクノロジーが進化した現代は、その気になれば100年前の人たちが1週間以上かけてやっていたことを1日もかけずにやることができてしまうのですが、現代の人たちが100年前の明治時代の人達よりもはるかに多くのことを成し遂げているかと問われれば、一部の人を除くと、残念ながらそのようなことはありません。
それは、100年前の人たちが侵されることのなかった情報中毒に現代の人たちが侵されて、当人たちがその自覚をすることもないままさらなる質の低い情報毒の沼にどんどんはまっていくからだと、私は考えています。
現代に生きる私たちを精神的な肥満と怠惰に導く、質の低い情報の摂取をどのように回避していくか。
これを真剣に考えていかなければ、時間はいくらあっても足りません。
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