もの忘れがひどいという自覚のある私は、
それによって多くのものを失ったという自覚がありますが、
反面、もの忘れがひどいからこそ得てきたものも多い
ということも気づき始めました。
いや、正確には
5年くらい前から気づき始めていたのですが、
今年に入ってからかなりの気づきがあるのです。
人は忘れるという能力があるからこそ生きていける、
と言った人がいました。
もし、すべてのことを記憶していることができたら、
人はノイローゼになってしまうだろう、と。
いつも明るいとか、いつもポジティブとか、
行動が早いとか、失敗してもすぐに次のチャレンジをする
とか、ありがたくもそうした評価をいただける背景には、
間違いなく「もの忘れがひどい」という私の持ち味(?)
があるのだと確信しているのです。
そういえば、私のことを一番分かっているだろう妻が、
「あなたは絶対にうつ病にはならないよね」とか、
「あなたは戦争が始まったら真っ先に特攻に志願
するよね」と、何度か(何度も?)私に言っていましたが
特攻に志願するかしないかは関係ないと思うのですが、
うつ病にならないのは、もの忘れがひどい性格に起因
していることに直感的に妻は気づいていたのかも
しれません。
私のことを知る一部の方はご存知のことなのですが、
私は人の名前や顔を覚えることが非常に苦手でして、
おそらく、幾度となくいろんな方に失礼な対応を
しただろうと思います。
そんな私が、誰かの誕生日を覚えられるわけもなく、
そんな私が誰かのお子さんの名前や年齢性別を
覚えられるわけもなく、ということそのものは
今更困ることもないのですが、最も困るのは、
誰かに私の誕生日のお祝いをされてしまったとき、
だったりします。
鈍感力の高い私ですが、さすがにお祝いをされたら
やはりこちらからもお祝いしなきゃという気持ちに
その時はなりまして、なんとか覚えておこうと
頑張ります。
しかし案の定、忘れます。
そしてそんな自分が嫌になるのです。
でもそんな自己嫌悪感を持ったことすら
すぐに忘れます。
「藤原さんっていつもポジティブですよね。
悩みとかあるんですか?
どうしたらそんなふうになれるんですか」
と聞かれることが少なくありませんが、
忘れっぽい性格のおかげで、過去に何があっても、
そんなことは気にせずに
新しいことに全力を注げるだけ、です。
私のようになることはオススメしません。
きっとこんなことを書いていることすら
すぐに忘れるはずですので、
近い将来まったく違うことを感じたら、
まったく違うことを
このサイトに書き始めるかもしれません。
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