あなたの国があなたのために何ができるかを問わないでほしい。
あなたがあなたの国のために何ができるかを問うてほしい。
これは、1963年11月に暗殺された米国大統領ジョン・F・ケネディ氏の有名な言葉のひとつです。
アメリカもヨーロッパも、母国日本でも、ポピュリズムの風が吹いている昨今の現状を思うと、大国のリーダーが今からおよそ半世紀前に、こうしたことを公言しても、国民から大きな支持を得ていたというのはある意味驚きですが、本来リーダーとはこうでなければいけないと、私は考えています。
「あなたの会社があなたのために何ができるかを問わないでほしい。
あなたがあなたの会社のために何ができるかを問うてほしい。」
こういうことを、真正面から大きな声で、全従業員に伝える。こういうリーダーの言葉を聞いた従業員が、どういう反応をするか。
経営層も含めた従業員一人ひとりが、「組織から何をしてもらうか」ではなく、「組織のために自分は何ができるか」を、喜んで考えられるような組織文化をつくること。
国のために何ができるか。会社のために何ができるか。
そういうことを己に問うことをあたり前にしていく。そういうことを己に問うことを楽しんでいく。
経営者やリーダーという立場の人が、スタッフやチームメンバーに対して、「あなたの会社(チーム)があなたのために何ができるかを問わないでほしい。
あなたがあなたの会社(チーム)のために何ができるかを問うてほしい。」
と言った時に、このメッセージを受け取った人たちのモチベーションが下がるようであれば、まず正すべきは自分の思考と言動です。
もし、このメッセージを受け取った人たちが、「そのとおりだ!」と奮い立つのであれば、リーダーとして今までやってきたことに大きな間違いはなかったと言えるでしょう。
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一般的には、経営者に「従う」という意味で従業員という言葉が使われていますが、
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