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安田佳生さんとの対談 51【教えるべきか、任せるべきか?人材育成で大切な見極め力】

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元ワイキューブの社長で境目研究家 安田佳生さんとの対談企画

人は何のために働くのか。
仕事を通じてどんな満足を求めるのか。
時代の流れとともに変化する働き方、そして経営手法。
その中で「ES(従業員満足度・従業員エンゲージメント・ウェルビーイング)」に着目し様々な活動を続ける従業員満足度研究所株式会社 代表の藤原 清道が、安田佳生さんと対談していきます。

雇わない株式会社というユニークな会社の取締役も務め、「雇わない経営」を標榜する安田さんと、ESの向上を使命に事業展開する私(藤原)の対談を、ぜひ読んでいただければと思います。

第51回目は【教えるべきか、任せるべきか?人材育成で大切な見極め力】という内容です

今回は、「人を育てる」というテーマについて、安田さんと徹底議論しました。

人は「育てる」のか?
それとも「育つ」のか?

そういうところまでの議論は今回はしていませんが、このあたりは人それぞれで、人によってのベストな育ち方・成長の仕方は異なっているだろうと思います。

私自身は、10歳くらいまでは100%両親や周りの人たちに育ててもらったという自覚があります。丁寧に手取り足取りいろんなものを与えてもらって教えてもらって、ようやく育ってきたわけです。
しかし10歳を過ぎたあたりからは、「育ててもらう」ウエイトが少しずつ下がり、生意気にも自ら「育つ」という割合が増えてきたように思います。

そして、15歳、16歳くらいからは、明確に誰かに何かを教えてもらったり、具体的な部分で育ててもらったりということに逆らうようにして、自分で道なき道を切り拓くような「自ら育つ」という生き方を好んでしてきたように思います。

無論、それでも「自分の力だけで自分ひとりで育ってきた」なんて、愚かなことは毛頭思っておりません。

ただ、誰かが決めたレールを歩くことや、誰かが決めたビジョンや目標に向かっていくことを求められたりすることに、どうしても馴染めず、回り道をしたり痛い目に遭ったりしても、自分で試行錯誤しながら前に進みたいという欲求が抑えきれないタイプだったのです。

いや、いまでもそんなタイプです。

それでも抽象度の高いことについては、いろんな人にいろいろ教えを請いてきました。ですので、教えられることが嫌なわけではありません。
むしろ、抽象度の高いことについては、教えてもらったり、話を聞いたりするのが今も昔も大好きです。

ただ、具体的なことになると教えられるよりも、任せてもらいたいと思うタイプなのです。

短期視点で物事を見れば、成功確率の高いやり方などを具体的に教えてもらってそれを忠実に行ったほうがいいことは分かっています。

しかし長期視点で人生を俯瞰したときに、具体的な手法レベルのことについては、試行錯誤しながら自分で自分なりの最善を見つけるようなやり方をしたほうが、時間はかかるし失敗もするけれど、物事の本質がわかるし何よりそのほうが楽しいと思ったわけですね。

なぜ私の学歴が高卒なのか。もうお分かりですね。
そんなやり方で、つまり具体的なことを教えてもらうことを拒否して、何でも物事の本質に迫るようなやり方で勉強に向き合っていたら、受験はおろか学校の定期試験にだって間に合うわけがありません(笑)

学生時代の私は、各種模試や、英検などの資格試験はもちろん、中間テストや期末テストでも、一切の試験対策をしないというのが私のポリシーでした。
「対策をしてしまったら、本当の実力以上の点数が出てしまうから、それじゃテストの意味がない。テストは自分の現在地を知るための貴重な機会なのに、対策していい点数を取って、それで満足しているようなやつらはバカなんじゃないか?」と本気で思っていたわけです。

バカなのは、多分そいつらじゃなく、きっと私だったのでしょう(笑)

間違いなく、ちゃんと試験対策をしていい成績をおさめる人が素晴らしい人たちであり、そういう人たちが官僚になったり、大企業の社員になったりして日本を支えているわけですからね。
念の為に申し上げておくと、そういう人たちをディスっているわけではありません。私にはできないことができる人たちを、心から尊敬しています。

ただ、自他ともに認める天邪鬼で変人な私の場合、二度とない貴重な貴重な学生時代の時間を、誰かが決めたレール乗って、進学という誰かが決めた目標に向かうことに使うのは、本当に嫌で嫌で仕方がなかったので、学校の先生や大人たちの言う事を無視して、自分が良いと思ったやり方でいろんな壁にぶつかりながら、試行錯誤しながら生きるという選択をしました。
遠回りであっても、自らの意志で本質的なことを追求する人生じゃないと満足できなかったのです。

結果として私は大学進学に一切の魅力を感じず、大学を一校も受験しませんでした。なので、一校も落ちていません(笑)

そして晴れて高卒という最終学歴を自分の意志で誇らしく勝ち取ったのです。

「大学に進学するのが正しい人生なんて誰が決めたのだ?俺は誰かが決めた道なんて歩まない。周りが大学に行ったほうがいいと言うのなら、むしろ行かない人生のほうが素晴らしい人生になるということを、自らの人生で証明する」と、高校生当時の私は考えていたのです。

バカですね完全に(笑)

【教えるべきか、任せるべきか?人材育成で大切な見極め力】
というのが、今回の対談テーマですが、

どうやら私は、「抽象度の高いことは教えてもらいたく」て、「具体的なことは任せてもらいたい。自由にやらせてほしい」タイプのようです。

そして安田さんは、「苦手なことは事細かに教えてもらいたく」て、「得意なことは自由にやらせてほしい。自分で考えさせてほしい」タイプとのこと。

人をどのように育てていくのかは、これからの企業経営者やリーダーには避けることのできない重要なテーマです。
自社の従業員一人ひとりに対して、どういうことを教えて、どういうことを任せていくのかということを、真剣に真摯に考え続けていきましょう。

以下をクリックして、対談内容をチェックしてみてくださいね!

【教えるべきか、任せるべきか?人材育成で大切な見極め力】
安田佳生 ✕ 藤原清道 連載対談 第51回目

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経営トップも含めて関係者全員を従業員と定義しているのです。

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