創造的(クリエイティブ)な仕事をしているか?
今日は港区の本社事務所から大阪市内へ移動し、取引先のオフィスで仕事をしています。
出張中は、多くの方とのアポがタイト目のスケジュールで入っていますので、それ以外の仕事が飛び込んできてもすぐに対応することはありません。
こうした状況は、良し悪しであると私は考えています。
まれに、仕事で忙しいオーラを発している経営者の方が、
◆毎日、分単位のスケジュールをこなしている
◆秘書から分単位のスケジュールを入れられちゃってさ
と、吹聴しているさまを見ることがありますが、本当に分単位の過密スケジュールをこなしているのだとしたら、「創造的な仕事に従事していない」と言っているに等しいことになります。
いや、本人は「そんなことはない」と否定することでしょう。
しかし、本当に創造的な仕事は、分単位などで区切られたりしない大きな塊の時間の中で行われるもの。イレギュラーなことが自分の脳内に飛び込んできた時に、それらとの化学反応を受け入れながら行われるもの。
分単位のスケジュールをこなしているうちは、イレギュラーなことを排除しているはずですから(急に会いたいという人がいても断るでしょうし、急に面白いひらめきが生まれてそれについて今すぐ掘り下げて考えたいと思っても、次のスケジュールが迫っていればその思考を停止せざるをえないでしょう)、本当の意味で創造的なことなんてできるはずがありません。
ということで、今回の私の関西出張は、タイトなスケジュールで多くの方と面談をすることが目的でしたので、本当に創造的な仕事は一時停止し、目の前の相手との仕事に全力を尽くしました。
創造的であろうとするなら、想定外の出来事を喜べ
ひらめき
思いつき
イレギュラーなこと
想定外の出来事
それらのことは、私たち人間の脳と魂を大いに刺激してくれ、自分の能力を大きく超える場所に連れて行ってくれます。それこそが創造的なこと。
分単位のスケジュールをこなして忙しく立ち回っていることで、仕事をしている気になっているとしたら、そのマインドは経営者としては戒めなければならないことです。
もちろん、時には分単位のスケジュールをこなす必要もあるでしょう。
誰かとの面談の限られた時間の中で、創造的な仕事をすることもあるでしょう。
しかし、本当に創造的であろうとするなら、突発的なひらめきや思いつきを許容するだけでなく、その後のスケジュールをすべてリセットするという選択肢を持っているべきであり、イレギュラーなことや、想定外の出来事をすべて受け入れるような柔軟性がなければなりません。
私は、年々、タイトなスケジュールをこなさないように意識しています。
そうすることで、思いがけない出会いにも恵まれ、自分がビックリするような思考が、自分の脳から生まれてくることがあります。
毎日が忙しいとか、たくさんのスケジュールをこなしているという方は、一度立ち止まって考える時間をつくってみてください。
そして自分に問うてください。
自分は本当に創造的であろうとしているのか?と。
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当社の「従業員」の定義
当社では「従業員」を“理念やクレドに従う全スタッフ”と定義しています。
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