ファイナンシャル・リテラシーが求められる時代
今日はクライアント企業の方々と、ファイナンシャル・リテラシーについて、さまざまなお話をしました。
これからの時代、ES(従業員満足度・従業員エンゲージメント・ウェルビーイング)を重視した経営をしていきたいと考えるのなら、経営者やリーダー自身が、ファイナンシャル・リテラシーを身につけていく必要があるだけでなく、従業員一人ひとり、チームメンバー一人ひとりがファイナンシャル・リテラシーを高めていくことができるような支援もしていかねばなりません。
そんなことまで考えなきゃいけないのは大変。と思う人もいるだろうと想像しますが、そんなことも考えなきゃいけないのです。
ただそれを、「大変」と感じるのか、それとも「面白い」「やりがいがある」と感じるのか、どう感じるのかは自分で自由に選択することができます。 感じ方として、どちらを選択するのが良いかは、あえて申し上げるまでもありませんね。
お金の使い方に未来が映し出される
さて、本日さまざまな事を話した中でも、盛り上がったのが、「お金の使い方に、自分の未来に対する自分自身の信頼度がにじみ出る」というところ。
これ、どういうことかお分かりになりますかね?
ファイナンシャル・リテラシーとはなにか? ということを、一言で言い切ることはできませんが、あえて短い言葉で言うとしたら、「稼ぐ能力ではなく、使う能力のこと」です。
成功する経営者は「使う力」を知っている
多くのビジネスパーソンは、社会に出てから真面目に仕事をしていくプロセスの中で、稼ぐことはどんどん上手になっていくのですが、その稼いだお金を使う段階になると、途端にバカになってしまいます。
社会人になって時間の経過とともに、稼ぐ能力は高まっていくのに、使う能力は高まらないどころか、衰えていくという人が本当に多い。 なんて他人事のように言いましたけど、私自身も今から20年くらい前までは、そんな人間の一人でした。
経営者の方なら誰もが当たり前のように理解されていることのひとつですが、会社・事業を大きくするために経営者として必要な能力は、稼ぐ能力ではなく使う能力です。
例えば、売上が1億円で利益(最終)が1000万円だとしたら、それは9000万円というお金を「使った」ということであり、その9000万円のお金の使い方が上手になると、売上が2億円で利益が1億1000万円になり、お金の使い方が下手な人は、売上が9100万円で利益が100万円になるということです。
「稼ぐ」という意識がメインになっていると、結果として事業を大きくしていくことはできません。 「使う」という意識でビジネスを行っていくことで、結果として大きく稼ぐことができ、事業が大きくなっていくのです。
経営者になったばかりの27年前の私は、こういうことが全く分かっていませんでした。 とにかく「稼ぐ」ことばかりに躍起になり、その結果少しずつ稼げるようになったものの、経営者としては本当に低レベルなままで日々の仕事をしていたのです。
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当社の「従業員」の定義
当社では「従業員」を“理念やクレドに従う全スタッフ”と定義しています。
つまり一般的な社員だけでなく、アルバイトさん、パートさん、
そして経営トップや役員も従業員の一人であり、そこに優劣はありません。
一般的には、経営者に「従う」という意味で従業員という言葉が使われていますが、
当社では理念やクレドに「従う」という意味で、
経営トップも含めて関係者全員を従業員と定義しているのです。
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