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頭のいい人、悪い人について考えてみた

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「頭がいい人」と「頭が悪い人」は何が違うんだろう、と考えています。
もちろん、こうした問いついては、それこそ、頭のいい人が、さまざまな本やウェブ上でいくらでも説明していると思いますので、ありきたりのことをコピペするような内容をここに書くつもりは毛頭ありません。

頭がいいわけではない私の頭で、考えて絞り出したものを、ここにアウトプットしてみたいと思います。

頭がいい人と、頭が悪い人との違い、考えたことありますか?

学生時代までの「頭のいい人」と「頭の悪い人」の定義は簡単です。学校の成績が良いかどうか。
それが「頭のいい人」と「頭の悪い人」の境目です。

ちなみに、私自身の学生時代は、「頭の悪い人」でした。そういう意味で、自分のことを「頭が悪い」という自覚がありましたが、それは「学校の成績は良くない」という意味でそう自覚していただけで、本当の意味で自分のことを「頭が悪い」と思ったことは一度もありません。

私は、学生時代、学校の成績ばかりを追っている人、成績優秀な人のことを見て、カッコいいと思うことがありませんでした。
学校の勉強ができる人を、スゴイとかそういう感情を持つこともありませんでした。
カッコいいともスゴイとも思うことがなくて、憧れの存在でもない人たち(むしろ魅力がない人たちに見えて、あのようにはなりたくない存在)が、学業成績優秀な人たちでしたから、当然のように私はそうならないように生きようと思って、学生時代を過ごしてきました。

結果として、「頭の悪い人(学業成績が悪い人)」になったわけです。無論、望んで。(ちょっと言い訳、笑)

そうして学校の勉強から離れた場所で学生時代を過ごした私ではありますが、「頭がいい人」と「頭の悪い人」の定義についてはいつも考えていました。
そんな私が、自分なりのモノサシで「頭がいい人」と思った人は、学業成績が良い人ではなく、「いつも未来のことを思考していて何手も先を予想した言動をする人」でした。
もうひとつ「人を笑わせることができる人気者」。

ということで、自分なりの定義での「頭がいい人」を目指すべく、小学生時代からそうなれるような行動を徹底した結果、高校時代の成績表には「1」という数字が、赤い色でたくさん並ぶことになりましたが、不思議と毎日が楽しくて、「人生はこれで良いんだ!」という根拠のない自信を持っていたことを思い出します。

学業で落ちこぼれたのに、頭がいいと言われる不思議

そんな私が社会人になり、小さな会社を経営することになり、さまざまな人と一緒に仕事をするようになって、驚くことに、こんなふうに声をかけられることが増えたのです。

「藤原さんって、頭いいですよね。」と。

そしてまた考えさせられるわけです。
頭がいいって、何をもってして言っているんだろう。少なくとも学業成績うんぬんでないことは確かだろうとは思うのですが、「頭がいい人」「頭が悪い人」の定義が、人それぞれで万人に共通な認識がありません。
自分の仕事に対しては、一定の自信と誇りをもっている私ですが、自分のことを「頭がいい」と思ったことは、人生で一度もありません。
私のモノサシでは、私よりも頭がいい人が無数にいらっしゃって、それらの人たちと比較しようものなら、どうひいき目に見ても、自分が頭がいいとは全く思えません。

今日も、一緒に仕事を仕事をしていた人から、
「藤原さんにもわからないことがあるんですね。驚きです。」と、言われまして、その人にとっての「頭がいい人」の定義は、質問すれば何でも知っていて即答してくれる人、ということのようでして、いつも私は何でも即答するとのこと。しかし、これは完全に誤解です(汗)

ごく限られた専門分野においては、多くの質問に対して自信を持って即答することができますが、それでも何でも知っているわけではありません。

私が考える頭がいい人はこんな人

「どんなボールを投げられても、キレイに打ち返すことができる人」

今の私が考える頭のいい人とは、こういう人です。説明の必要はないと思いますが、野球の話ではありません。メタファーです。

そういう定義では、私の周りには私よりも頭のいい人がたくさんいらっしゃるので、稀に「頭がいいですね。」と言われることが、私は恥ずかしくて仕方ありません。
頭がいい人が私を見れば、「君は頭が悪いな」と思っているのは間違いありませんから。実際に、そう言われたこともありますし。

ただ、学生時代に「頭が悪い」と言われてきた人でも、社会に出たら、学生時代の評価は全く関係ないのは間違いありません。
学生時代に「頭がいい」という評価だった人が、社会に出てからも「頭がいい人」と言われているケースも多々ありますので、ついついそっちが主流だと思いがちですが、ここに騙されてはいけません。

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