起業なんて、原付免許取得よりもカンタン
「起業」という行為が、まったく珍しいことではなくなりました。
私が社会に出たばかりの1990年代中盤頃は、起業するという人間はまだ少数派で、「自分で会社を始めて、今は社長をやっている」という人間を、「スゲー」という眼差しで、多くの人が見ていましたが、今は右を見ても左を見ても起業家だらけ。
誰もがクルマの免許を取得するよりも簡単に株式会社の代表取締役という肩書を得ることができる時代。起業家も社長も、玉石混交で、そこら中に無数に転がっています。
「アップルやグーグル、トヨタやソフトバンクなどの有名有力企業で、最年少取締役をやっている」というのなら、「スゲー」という眼差しで誰もが注目しますが、創業経営者としての代表取締役の名刺を見せられても、今や誰も驚きません。
あらためて、親しくお付き合いをさせていただいている友人知人を思い出しても、圧倒的に創業経営者が多い(笑)
成長企業で取締役などの経営幹部として活躍している人のほうが少数派です。もう完全に起業家がコモディティ化しています。
起業家を目指すなんて目標は、恥ずかしい時代
一般的に言う「頭のいい人」ではない私は、いつもコモディティになってはいけないと、自分に言い聞かせてきましたが、気がついたら肩書はコモディティ化しています。
人間は特別でなければならない。やっていることは特別でなければならない。特別でないものは淘汰される。そう考えている私は、いつも危機感とともにあります。
好きでもない分野では特別な存在になることはできません。しかし好きなだけで特別な存在に慣れるほど、世の中は甘くありません。
経営者という立場に甘んじている人は、食えなくなる時代なのだと思います。
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