ブログ

電通社員(高橋まつりさん)の過労自殺問題から考えること

  • 公開日:

電通だけの問題じゃない。社員の過労死・過労自殺問題

昨今ニュースになっている電通社員(高橋まつりさん)の過労死問題。本当にいろいろ考えさせられます。

相当根深い問題であることは間違いありませんが、電通といえば日本人で全く無関係で生きている人はいないのではないかというくらいの、日本の隅々まで影響力のある会社ですので、その会社が従業員満足度など全く考えないような組織であることに、大きなショックとともに自分の無力さに情けなくなる思いです。

無論、私自身、電通という会社に対して責任のある立場ではありませんので、今回の結果に責任を感じる必要はないのだと思いますが、従業員満足度研究所に所属する立場の人間として、過労による自殺者を日の本から出してしまったことに対して、胸が締め付けられるような思いです。

過労死はなぜなくならないのか? なぜ起きてしまうのか?

好きなことを好きなだけやることが結果として仕事になっている状態であれば、残業が何時間になろうが過労死に至ることはほぼありません。

ゲーム好きの人が睡眠時間と食事の時間以外のすべてを自分の意志でゲームに費やしても過労死しないのと同じことです。

しかし、嫌なことを強制的にやらされたり、精神的な追い込みや嫌がらせがあったりすると、残業がなくても過労死に至ることがありえます。

今回、残業時間が月に105時間を超えたとか、実際はそれ以上だとかそうしたことがクローズアップされていますが、この問題の本質は残業時間の多寡ではなく、どういう精神状態で社員に仕事をさせていたのか、ということだと私は考えています。

電通に限らず、多くの企業ではこうした本質的な問題を抱えています。そしてそこを改善するためにやるべきことをやることが従業員満足度の低い組織を少なくすることに貢献し、今回のような不幸な人を減らすことにつながるのだと思います。

日本で唯一のESに特化した
会員制メルマガ

月額880円(税込)※1ヶ月間無料購読可

会員制メルマガについて詳しく見る

当社の「従業員」の定義

当社では「従業員」を“理念やクレドに従う全スタッフ”と定義しています
つまり一般的な社員だけでなく、アルバイトさん、パートさん、
そして経営トップや役員も従業員の一人であり、そこに優劣はありません。

一般的には、経営者に「従う」という意味で従業員という言葉が使われていますが、
当社では理念やクレドに「従う」という意味で
経営トップも含めて関係者全員を従業員と定義しているのです。

書籍のご案内

ES2.0書籍のサムネイル

代表の藤原清道が自ら経営する会社での実体験を通して得た、従業員満足度を上げるための実践的なノウハウをお伝えする、経営者やリーダー必読の一冊です。

Amazonで購入する
ES2.0書籍のサムネイル

手軽に学び始めたいという方はこちら

日本で唯一の
ESに特化したメルマガ

メールのアイコン

2008年の創刊以来、毎日配信し続け5940号。
採用や組織作りを中心とした現役経営者の思考を学べる
1ヶ月間無料の日刊の会員制メールマガジンです。

会員制メールマガジンを購読する

気軽に情報収集から始めたい方はこちら

X / YouTube

従業員満足度研究所 代表 藤原清道

Xは毎日発信、YouTubeも平均月に2本アップ。
採用や組織作りなどについて無料で学べる公式アカウント。
メルマガはハードルが高いと感じられる方は、
まずSNSのチェックから始めてみてはいかがでしょうか。

対談企画

定着と報酬の関係

代表の藤原清道が、株式会社ワイキューブ創業者で境目研究家の安田佳生さんと対談しています。

サービスについてご質問などがございましたら、こちらからお問い合わせください。

お問い合わせはこちら