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経営者だからこそ終活は重要である

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就活ではなく、
「終活」という言葉があります。

人間は誰もが死に向かって生きていますので、
死を迎えるための準備をしておくのが良い
という考え方があり、
そのための活動が「終活」です。

「明日、死ぬと思って生きろ。永遠に生きるつもりで学べ。」
というのは、マハトマ・ガンジーの有名な言葉ですが、
いつ死んでもいいように、と言うより自分が死んだ時に、
自分の周りに迷惑をかけないような準備は、
やはりしておくべきと
私も遅ればせながら考えるようになりました。

私は現在43歳。
最近受けた健康診断の結果によると、
長生きになる可能性がかなり高いようですが、
天災や事故で、明日にでも
天に召される可能性がないわけではありません。

ましてや、室内よりも屋外で過ごすことが好きで、
オートバイに乗ることも少なくない私は、
平均的生活を送っている人よりも、
真面目に終活をしたほうがいいのだろうと、
真剣に考えている今日このごろ。

みなさんは、
いつかは自分にも訪れる「死」について
どのようにお考えでしょうか。

まずは、最低限のことですが、
自分名義の金融機関口座の全部と、
生命保険口座の全部を
信頼できる人にわかるようなカタチにしておくこと。

大震災などの天災で亡くなった方が
加入していた保険の多くは、未だに支払われていない、
というのは有名な話です。

保険会社の人は、
加入者が死亡した事実を知ったとしても、
保険金の請求権のある人にわざわざ連絡して、
手取り足取り請求手続きを
教えてくれることはありません。

私たちが亡くなった後、家族が、
私たちの金融機関口座や生命保険口座を
知らなければ、
本来家族が受け取れるお金は、
金融機関に内部留保されて終わり、
なのです。

このひとつだけを取り上げても、
終活がいかに重要かが分かります。

また、それ以外にも、
自分が経営している組織のことも考えた
終活もしなければなりません。

私たちは従業員とその家族の生活にも、
大きな責任をもっています。

自分という人間の命が途絶えたあとも、
従業員やその家族が
不安にならないような準備を
整えておくことも、私達の使命のひとつです。

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