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満足度の高い仕事を経験すると、人はどうなるのか?

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最近、仕事をしている中で、強烈に面白くて満足度の高いことがあります。
それは、一人一人の従業員がコツコツ築き上げてきた一つ一つのピースが、きれいに積み重なり、想像を超える形になる瞬間に立ち会うことができること。

この感動は、当事者間でなければなかなか共有することはできません。しかしこの感動を一度でも味わうと、それはもう麻薬のようで、しばらくするとこの感動の禁断症状とともに、もっと仕事を頑張りたくなってしまうのです。

感動とは、脳が覚えた快感とも言えるかもしれません。人間は、脳が覚えた快感から逃れることは本当に難しい。それは、麻薬だけでなく、お酒や、甘い物、ラーメンやパンなどの小麦製品をなかなかやめられないことも、本質は同じ。快いイメージが脳に残ると、人は無意識のうちに、何度もそれを求めてしまうのです。

強烈に面白くて満足度の高い仕事を経験したことのある人は、この感覚がよくわかるのではないかと思います。
無意識のうちに仕事を頑張りたくなってしまい、頑張れば頑張るほどに、またその仕事から感動を味わうことになり、もうやめたくてもやめられない無限ループに入ってしまいます。

経営者はこういう人が多いので要注意。
こういう経営者が、従業員に仕事を教えると、それはまるで、「お酒が大好きな人が、お酒が好きでもない人を連れて飲みに行くようなもの」で、その結果どうなるかは説明不要ですね。

日々の仕事を通じて、感動を得られるような働き方をするのは悪いことではありません。むしろ良いことです。
ただ、気をつけなければいけません。自分が仕事中毒者であることを、経営者のみなさんは自覚しておく必要があります。

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