元ワイキューブの社長で境目研究家 安田佳生さんとの対談企画
人は何のために働くのか。
仕事を通じてどんな満足を求めるのか。
時代の流れとともに変化する働き方、そして経営手法。
その中で「ES(従業員満足度・従業員エンゲージメント・ウェルビーイング)」に着目し様々な活動を続ける従業員満足度研究所株式会社 代表の藤原 清道が、安田佳生さんと対談していきます。
雇わない株式会社というユニークな会社の取締役も務め、「雇わない経営」を標榜する安田さんと、ESの向上を使命に事業展開する私(藤原)の対談を、ぜひ読んでいただければと思います。
第40回目は【世代交代こそが未来を切り開く】という内容です
私たち人間はどれだけ優れた能力を持っているとしても、どれだけ多大なお金を持っているとしても、老化や死から逃れることはできません。
小説やドラマの世界では、不老不死が実現した世の中を描いたものがいくつもありますが、現実世界ではどれだけテクノロジーが発展したとしてもその望みは叶わないものだと私は考えています。
私たち人間には「世代交代」という宿命があり、世代交代を進めなければ未来を切り開くことができない、ということなのです。
今日は一つ、私からおすすめの小説をご紹介しておきます。
百年法(山田宗樹 著)
この小説では、不老不死が実現した社会が描かれています。
不老不死はお金持ちだけが手に入れられるものではなく、望めば誰もがそれを手に入れられる環境が整備させていることからほとんどの人はそれを手に入れるという選択をするのですが、一部に自分の意志で不老不死を選択しないという人もいて、その選択をした人だけが、自然に老化して自然に死んでいきます。
非常に面白くユニークな小説で
「人間とはなにか」
「人生とはなにか」
「不老不死は人類を幸せにするのか」
「究極の豊かさとはなにか」
という問いに対する答えが自分の頭に浮かんでくるような、そんな小説です。
(直接的な答えが書かれているわけではありません)
不老不死が実現する社会とは、世代交代が進まない社会です。
死なないだけでなく老化しないということです。
想像してみてください。
大谷翔平が、現在のまま不老不死状態になったとしたら。
織田信長が、本能寺の変の前に不老不死を手に入れていたとしたら。
きっと、豊臣秀吉も徳川家康も、私たちが知っているような活躍ができなかったに違いありません。
現在の人間社会は、世代交代が進むことによって進化をしてきました。
もちろん、全人類が不老不死を手に入れたらもっと世の中が進化したのかもしれませんが、その進化によって人類が幸せを感じられるようになったかどうかは、かなり疑問です。
世代交代こそが進化のスピードを向上させる。そんな気がしませんか?
不老不死は、「老化しない」ことと「死なない」ことが合わさった言葉ですが、人間社会の進化、企業の進化、組織の進化を止めるのは、死なないことではなく「老化しない」ことだと最近とてもよく理解できるようになってきました。
まずは、安田さんと私の今回の対談を読んでみてください。
そして、小説「百年法」も読んでみてください。
老化するということが、いかに美しいことで、いかに豊かなことかがわかってくるのではないかと思います。
自分の未来が、年齢を重ねるごとに美しく豊かになっていくというイメージができるのは、とても幸せなことなんでしょうね。
以下をクリックして、対談内容をチェックしてみてくださいね!
【世代交代こそが未来を切り開く】
安田佳生 ✕ 藤原清道 連載対談 第40回目
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当社の「従業員」の定義
当社では「従業員」を“理念やクレドに従う全スタッフ”と定義しています。
つまり一般的な社員だけでなく、アルバイトさん、パートさん、
そして経営トップや役員も従業員の一人であり、そこに優劣はありません。
一般的には、経営者に「従う」という意味で従業員という言葉が使われていますが、
当社では理念やクレドに「従う」という意味で、
経営トップも含めて関係者全員を従業員と定義しているのです。
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