会社の休日にいったい何をするのか?
2011年6月最後の週末が終わろうとしています。今週はどのような週末をお過ごしになりましたか?いろんな週末の過ごし方があり、それには正解も不正解もありませんが、週末に何をするかが、あなたの人生を大きな影響を与えるということだけは事実です。
私の今週末の活動は、港区青山で経営戦略の集中学習(少人数セミナー)。いましがたようやくほっと一息ついたところですが、25日(土)早朝より、26日(日)の今まで、合計約40時間にわたり、経営戦略について自分の脳をイジメ抜いた週末でした。
米国トップスクールのMBA(経営学修士)ホルダーでもあり、ベストセラー作家でもあり、人気経営コンサルタントでもある佐藤義典氏のご指導のもと、一般論ではない弊社のナマ事例をもとにアドバイスをいただきながらイチから経営戦略およびマーケティングを学びなおしてきました。
しかし、経営戦略のトッププロから直に指導をいただいたからといって、たかだか二日間でその経営戦略家の思考が身につけられるわけはありません。それはそうです。上述のようなバックグラウンドを持たれた佐藤氏は、24時間365日、今でも片時も経営戦略について考えない時間はないといいます。その人の脳の仕組みを自分の脳にコピペできるほど世の中は甘くありません。
石川遼選手から、二日間みっちりゴルフ指導を受けたからといって、次の日からゴルフのスキルが劇的に上がることがないのと同じです。
と言えば、あ~、確かにそうだよね!
とすっと理解していただけると思うのですが、これがゴルフではなくビジネススキルとなると、とたんに勘違いしてしまう人が多いので要注意です。
そう、言ってみれば私は、熟練度の低いゴルファーであり熟練度の低い経営戦略家です。そんな私が、トッププロの時間を二日間いただいたくらいで世界に通用するスキルが身につくほど世の中そんなに甘くはありませんが、私の脳にパラダイムシフトが起こったことは間違いありません。
やるべきことは明確になりました。
あとは、実践あるのみ。粘り強く、あきらめずにやり続けるのみ。
今週末の二日間、私自身の貴重な時間と、なにより超多忙な佐藤氏の貴重な時間をいただいたご厚意に報いるためにも、佐藤氏の経営戦略フレームワーク(BASiCS)を使いこなし、誰もが認める成果を出すということにコミットしたいと思います。
さて、ちょっと話は変わりますが・・・
「マネジャー13の大罪」 という書籍から、こんな文章を紹介します。
ある日、某社の社長が繁華街のレストランで昼食をとっていた。そのうち、彼は隣のボックス席から聞きおぼえのある四人の声が聞こえているのに気づいた。白熱した議論がかわされていたので、社長は耳をそばだてずにはいられなかった。マネジャーたちはそれぞれの担当の部を自慢していた。主任生産技師が言った。「比較にならないよ。会社の繁栄にいちばん重要な貢献をしているのは生産部門だ。信頼できる製品がなければどうにもならないからな」
販売部長が口を挟んだ。「そんなことあるもんか。世界一の製品だって、それを売る精力的な働きがなければ、なんの役にも立たん」
PRを担当してる副社長の意見はまた違った。「社の内外に正しいイメージがなくては、失敗するに決まっている。信用していない会社から製品を買う人はいないもの」
「みんなは、視野が狭すぎると思うよ」、人事担当の副社長が応酬した。「会社の力が人間にあることは、だれでも知っているとおりだ。たくましい、自分からやる気のある社員がいなければ、会社はきしんで止まってしまう」
四人の野心的な青年たちはそれぞれに、一番関連の深い分野の擁護をし続けた。それは、社長が昼食を終えるまで続いていた。社長は外へ出る途中、そのボックス席の横で足を止めて言った。「諸君、君たちの討論がつい耳に入ってしまった。だれもが自分の部にプライドを持っているとは嬉しいことだが、わたしの経験からすると、君たちはだれも正しくない。どこの会社でも一部門が会社の繁栄を担っているということはない。つきつめてみると、好調な会社を経営するのは、手品師がボールを五個、宙に投げあげておこうとするようなものなんだ。そのうち四個は白い。その一つには製品と書かれている。もう一つには販売、三つ目のにはPR。そして四つ目のには社員とある。四個の白いボールのほかに赤いのが一つある。それには利益という言葉が書かれている。どんなときも手品師が忘れてはならないのは、何があっても赤いボールを決して落とさないことだ」
まったくその通りである。利益があがらなければ、どんなにすばらしい製品や最高のイメージ、このうえなく献身的な社員、多額の内部留保などがあっても、すぐにトラブルに見舞われる。「フォーチュン」誌が選ぶ500社という肩書も、あっという間に忘れ去られるようなトラブルである。
このブログのタイトルでもある従業員満足度は、私が何より大切にしていることの一つですが、そこにこだわり続けるためにも、何があっても赤いボールを落とさないことが大事であることは言うまでもありません。
そのボールを絶対に落とさない強い経営者になるためにも、私たちはみな、有能な経営戦略家にならなければならないのです。
お取引き先様からの電話がほとんど鳴らない週末だからできること。これからもストイックにやり続けていきたいと思います。
≪Special Thanks≫
最後になりましたが、二日間、大変貴重なお時間を使っていただき、あたたかいご指導をくださいました佐藤義典さま。本当にありがとうございます。与えていただいたものの大きさを感じ、大変大きくも心地よいプレッシャーを感じております。このご恩は、私自身の成長と成果でお返しできるよう、しっかりと学び続けていくことを、ここにお約束いたします。
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当社の「従業員」の定義
当社では「従業員」を“理念やクレドに従う全スタッフ”と定義しています。
つまり一般的な社員だけでなく、アルバイトさん、パートさん、
そして経営トップや役員も従業員の一人であり、そこに優劣はありません。
一般的には、経営者に「従う」という意味で従業員という言葉が使われていますが、
当社では理念やクレドに「従う」という意味で、
経営トップも含めて関係者全員を従業員と定義しているのです。

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