好きなことを仕事にするのは夢物語なのか?
『好きなことだけを仕事にすることができれば、どれだけ長時間労働だってイヤじゃない。
ただ、それが叶うのは、才能や幸運に恵まれたごく稀な例だと言わざるを得ません。』
ある方が、事あるごとにこのようなお話をされていて、なるほど人の仕事観は一度固定されると、変化することは相当難しいのだと感じる次第です。
人は、自分が持っている価値観に合う情報ばかりが目に止まり印象に残り、合わない情報は目にしていても無意識にスルーして印象が薄くなってしまうもの。
ちなみに、私は「好きなことだけを仕事にしていて、どれだけ長時間労働だってイヤじゃない」状態にあるのですが、このブログ読者のみなさんはすでにご存知の通り、特別な才能に恵まれた人間ではありません。
有名大学の卒業証書もありませんし、特別な資格も持ち合わせておりません。それは、一般的感覚で言えば「特別な才能」がないということです。
もちろん幸運であることは自覚しています。
円満な家庭に生まれて、生存欲求が十分に満たされ、食べるものに困ったこともなければ、凶悪犯罪に巻き込まれたこともありません。何より五体満足で、日常生活に困窮することなく、恐怖に怯えなければならないような環境にもありません。強権により言論を封じられるようなこともありません。
世界の歴史、日本の歴史を振り返れば、これは、大きな幸運に恵まれたと感謝すべきことではありますが、現代の日本国内においては、このような幸運がごく稀な例というわけではありません。
日本で生まれ育って日本の国籍を持つ多くの人が、私と同じような幸運に恵まれているはずです。
どのような仕事観を持って生きるかで見える世界が変わる
そんな私の仕事観の中では、「現在の日本国の中では、ほとんどの人が自分の意思で好きなことだけを仕事にすることができ、どれだけ長時間労働をしてもイヤじゃない状態を、自分の意思で作ることができる」と確信している次第。
一方で、前出のような価値観、仕事観を持った人もいるわけです。
この違いは何なのだろう、と考えていますが、やはり思い込みからくる凝り固まった仕事観でしょうね。違いは。
もし、私(藤原)が、誰もが知っているような著名で有能なビジネスパーソンだったとしたら、同じことを言ったとしても、みなさんの反応は随分違っただろうと思います。
「それはあなただから出来ることですよね?私には無理ですよ。つまり、才能や幸運に恵まれたごく稀な例だと言わざるを得ないのです。」と。
しかし、「現在の日本国の中では、ほとんどの人が自分の意思で好きなことだけを仕事にすることができ、どれだけ長時間労働をしてもイヤじゃない状態を、自分の意思で作ることができる」と確信して言っているのは、誰もが認める著名経営者ではなく、特別な才能があるわけでもない私(藤原)なのです。
このブログに辿り着くような人は、道なき道を切り拓いて行くような方ばかりだと思いますので、私のような仕事観、人生観はあたり前のようにすっと受け入れられるのではないかと想像しますが、もし「好きなことだけを仕事にすることができれば、どれだけ長時間労働だってイヤじゃない。ただ、それが叶うのは、才能や幸運に恵まれたごく稀な例だと言わざるを得ない」と思う方がいらっしゃるようであれば、いつでもお気軽にご相談くださいね。
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