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従業員満足度の「従業員」というコトバの定義

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あらためて、従業員満足度の“従業員”というコトバの定義を、こちらでしておこうと思います。

「従業員」というコトバがもつ独特の響きに、あまり良い印象をもたない人がいることを私は知っています。

経営者が俗に言う、『うちの従業員が・・・』という言葉の中には、経営者や会社(小さな会社の場合、経営者と会社はイコールである組織がほとんどです)に“従う”という意味で「従業員」というコトバが使われていることはひとつの事実であり、否定することはできません。

「従業員満足度」という単語は、「社員満足度」という言葉で言い換えることもできます。そして昨今は、「従業員満足度」というネガティブな意味を含む言葉ではなく、「社員満足度」という言葉を積極的に使う組織も増えてきました。それでもなぜ、私が、「社員」ではなく、“従う”という単語が入る「従業員」という言葉を使い続けるのか・・・、ということをあらかじめ説明しておきたいと思います。

「社員」という言葉には、“従う”という言葉が入っていないかわりに、正社員に限定するコトバ(呼び方)という印象があります。派遣社員や契約社員には「社員」という言葉が入りますが、パートタイマーやアルバイトには、「社員」というコトバではどうしても括りきれません。パートタイマーやアルバイトと、正社員は、あくまでも働き方の選択であって、身分や立場、能力の違いを表すものではないというのが私の考え方です。(事実、弊社には正社員とパートタイマーがおりますが、それは本人の働き方の選択であり、会社都合でそのようにしているわけではありません)

従業員というコトバは、「経営者に従う」と考えるとネガティブな印象になってしまいますが、弊社では「組織が掲げたビジョンや理念に従う人たち」という意味でこのコトバを使っています。つまり、経営者も含めた全てのスタッフが「従業員」。弊社では、経営幹部も新入社員もパートタイマーも、組織に所属する全てのスタッフを「従業員」と定義付けています。そしてもうひとつ補足すると、「従業員」というコトバには「従業員さん」、という、“さん”付けの派生語も存在します。しかし前述の通り、私も含めた所属する全てのスタッフが「従業員」ですから、そう考えると本来“さん”付けでこのコトバを使うのは定義付けに矛盾します。むしろ経営陣が「従業員さん」という言葉を使ってしまうと、経営者を特別視していて、経営者以外を「従業員」と定義づけているような印象にもなってしまいます。

そこで、この今後は、全て“さん”付けをしない、「従業員」という言葉で統一したいと思います。

経営者も新入社員もパートタイマーも、「組織が掲げたビジョンや理念に従う人たち」という意味で全て「従業員」です。その「従業員」の満足度を追求するのが、私が考える本当の意味での「従業員満足度」なのです。

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当社の「従業員」の定義

当社では「従業員」を“理念やクレドに従う全スタッフ”と定義しています
つまり一般的な社員だけでなく、アルバイトさん、パートさん、
そして経営トップや役員も従業員の一人であり、そこに優劣はありません。

一般的には、経営者に「従う」という意味で従業員という言葉が使われていますが、
当社では理念やクレドに「従う」という意味で
経営トップも含めて関係者全員を従業員と定義しているのです。

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