忙しさの正体と脳内の整理整頓
20年くらい前までの私は、何かを「やらない」という選択肢を自分の意思で積極的に行使することができない人間でした。脳内の整理整頓ができておらず、目の前にある「やるべき」仕事や「やりたいこと」にただ流され、物理的にも精神的にも余裕がない状態。まるで片付けのできていない部屋の中で、何から手をつけるべきかわからず、それなのに現実を整理しようとせず、日々新しいことが次々に増えて、さらに現状が混沌としている状態でした。
「忙しい」
そんな状態を、そんな言葉で表現していたように記憶していますが、その言葉で無理やり自分の整理整頓されていない脳を納得させていただけだったと、今の自分ならよくわかります。
やらないことを決める重要性
目の前にある「やるべきこと」や「やりたいこと」は、自分の意思で決めているように見えて、実は他人が決めた環境やルールの中で、いつの間にかそういうマインドになってしまっていただけでした。それは自分の未来、特に超長期の未来に向けて最適な選択とは言えません。
何かを「やらない」と自らの意思で積極的に決めずに生きていると、自分の意識外のところで大切なことや大事なことが、手のひらからこぼれ落ちていってしまいます。
そのような毎日を積み重ねることで、人生はどこか窮屈で、ストレスを感じる状態から抜け出しにくくなっていきます。
ストレスからの解放:やらないことを選ぶ
これを打破するための第一歩は、何かをやることを決める前に、やらないことを積極的に自分の意思で決めることです。
多くの人は最初にやることを決め、それに押し出されるようにして何かができなくなっていきます。忙しいという理由とともに。
しかしその順番では、その延長線上にはやりたいことをやりきれないというストレスを抱える状態が待っています。
脳内の整理整頓を日々行うこと。それは「やらないこと」「捨てること」を、脳内でどんどんジャッジしていくことなのです。
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