元ワイキューブの社長で境目研究家 安田佳生さんとの対談企画
人は何のために働くのか。
仕事を通じてどんな満足を求めるのか。
時代の流れとともに変化する働き方、そして経営手法。
その中で「ES(従業員満足度・従業員エンゲージメント・ウェルビーイング)」に着目し様々な活動を続ける従業員満足度研究所株式会社 代表の藤原 清道が、安田佳生さんと対談していきます。
雇わない株式会社というユニークな会社の取締役も務め、「雇わない経営」を標榜する安田さんと、ESの向上を使命に事業展開する私(藤原)の対談を、ぜひ読んでいただければと思います。
第50回目は【人生を成功させる秘訣は、複雑さを味わうこと】という内容です
人生は複雑だからこそ面白い。そんな話は、今までメールマガジンでも、リアルな対話でも繰り返ししてきました。
多くの人は、自分が理解できないことや、自分の思い通りにならないことなどを、意識的にも無意識的にも避ける傾向があります。
そして人間は、複雑なことでもシンプルに考えたいという本能的な欲求もあります。
だから、どんなことでも
「簡単にわかりやすく伝えてくれる」人や書籍などがもてはやされ、本当は複雑なまま理解したほうが良いことでも、いろんなことを削ぎ落としてシンプルにしたがる人が多いのだと思います。
もちろん、子供の学校教育がそうであるように、知識がゼロのときは、最初は大切なことであっても思い切って削ぎ落とし、本人が理解できることや面白いと感じられることだけに絞って、簡単にわかりやすく伝えるという手法を取るのが良いでしょう。
しかし、そこから徐々に教育を進めていくプロセスで、複雑なことであっても複雑なまま理解して、その思考法やそれを行動に変換する術(すべ)を身につけていくことで、人としても何かの専門家としても成長することができることを、本人が理解できるように導くのが本当の教育です。
人間は本能的に脳がオーバーフローするようなこと(脳に高い負荷がかかるようなこと)から逃げるような特性がありますから、大人を対象にした商売であっても「シンプルかつ簡単で、深く思考しなくても脳にストレスなく理解できる」ようなものが売れることから、どんどん複雑なものが端っこに追いやられていきます。
キツイこと
ツライこと
面倒なこと
思い通りにならないこと
イライラすること
腹が立つこと
わかりにくいこと
「こういうことを避けても良いんだよ」
「もっとラクに生きていけば良いんだよ」
という風潮が幅を利かせる昨今ですが、これを真に受けていいのは、心を病んでいる人やそれに準ずる人だけです。
そうではない心身ともに健全な人が、複雑なことを避けて、脳にとってラクなこと(簡単なことやシンプルなこと)に安住してしまうと、自分の人生を自分の力で豊かにしていく力が、どんどん劣化していくことになります。
つまり、人生を成功させる秘訣は、複雑なことを複雑なまま味わうことにあるということです、
想定外のことが起き、都合の良いことも悪いこともたくさんあって、それらをすべて併せ飲むことで、人生が豊かになっていく。
これは、過去にツライことや複雑なことから逃げてきた経験がある私が、紆余曲折を経て確信していることです。
複雑なものは複雑なまま味わうこと。
複雑なものを誰かに伝えようとする時に、相手の知識レベルが低かったり、相手の受容力が低かったりする場合は、あえて大切なことを削ぎ落としてでも、シンプルにする必要があることがありますが、むしろそれは例外対応。
基本は、複雑さを受け容れて複雑さを味わうこと。過度にシンプルにすると、大切なことが削ぎ落とされてしまいます。
簡単な方、わかりやすい方に流されないこと。
なぜ複雑さを味わうことが大切なのか。
そんなテーマで安田さんと対談していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
以下をクリックして、対談内容をチェックしてみてくださいね!
【人生を成功させる秘訣は、複雑さを味わうこと】
安田佳生 ✕ 藤原清道 連載対談 第50回目
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当社では「従業員」を“理念やクレドに従う全スタッフ”と定義しています。
つまり一般的な社員だけでなく、アルバイトさん、パートさん、
そして経営トップや役員も従業員の一人であり、そこに優劣はありません。
一般的には、経営者に「従う」という意味で従業員という言葉が使われていますが、
当社では理念やクレドに「従う」という意味で、
経営トップも含めて関係者全員を従業員と定義しているのです。
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