プロフィール17 コンサルティング事業〜 依存を生まない関わり方を選ぶ 〜

プロフィール
17
コンサルティング事業〜 依存を生まない関わり方を選ぶ 〜
相手に向かって身振りを交えて相手に何かを話す女性のイメージ画像

正直に言うと、私は長い間、「コンサルタント」という仕事に対して、かなり否定的な印象を持っていた。信用に値するコンサルタントに、ほとんど出会ったことがなかったからだ。

自分が話したいことだけを一方的に話し、上から目線でダメ出しをする。こちらが考えていることや、やろうとしていることに寄り添うことなく、自分の正解を押し付ける。横文字の専門用語を並べ立て、それが理解できない経営者を、どこかで見下している。

現場の痛みや苦しさを知らないまま、頭の中だけで組み立てた理屈を振りかざす。そんな「頭がいいだけ」のコンサルタントに、価値を感じたことは一度もなかった。

実際、私のまわりにいるスタートアップの経営者や、中小企業のベテラン経営者たちも、同じような印象を口にしていた。

戦略コンサルや外資系の大手コンサル会社には、たしかに優秀な人材も多い。だが、中小企業の現場に立ち、同じ目線で言葉を交わし、同じ温度で悩めるコンサルタントは、驚くほど少ない。

理由は単純だ。
自分自身で事業経営をした経験がないからである。

理論や知識は豊富でも、資金繰りに追われたことがない。
人が辞めていく夜を、眠れずに迎えたことがない。
決断の責任を、すべて自分一人で引き受けたことがない。

そういう人間が、経営者に向かって「あるべき論」を語っても、言葉は軽くなる。

だから私は、小さな会社に外部コンサルタントは不要だと、ずっと公言してきた。経営者が経営者として必要な能力を磨き続けるためには、自分で考え、自分で答えを出すしかないと思っていたからだ。

にもかかわらず、気がつけば、私はコンサルティングという仕事を、事業の一つとして行うようになっていた。それは、自分から始めた仕事ではない。お付き合いのある経営者の方々から、相談を受け続けるうちに、いつの間にかそうなっていった。

「誰に相談しても、腑に落ちない」
「正解が欲しいわけじゃないが、一人で考え続けるのが苦しい」
「現場の話を、そのまま聞いてほしい」

そうした声に、私は断りきれなかった。

ただし、コンサルティングを引き受けるにあたって、最初に必ず伝えることがある。

「私が直接、何かを解決することはありません」
「行動するのも、決断するのも、責任を取るのも、すべて社長ご自身です」
「私の役割は、考える力が鈍らないように、問いを投げ続けることだけです」

そのうえで、こう続ける。

「最終的には、私のコンサルから卒業してください」
「私がいなくても、自分で考え、立ち上がれるようになることがゴールです」

依存を生むコンサルティングには、何の価値もない。一時的に結果が出たとしても、その後に残るのは、考える力を失った経営者だけだ。

私が目指しているのは、問題を解決してあげることではない。問題と向き合い続けられる経営者を育てることだ。

実際、コンサルティングを続けていく中で、少しずつ変化が起き始めた。最初は自信を失っていた経営者が、次第に表情を取り戻し、自分の言葉で語り始める。

「何をすべきか」ではなく、「なぜ、そう考えるのか」を話すようになる。

半年、あるいは一年。長くても二年ほどで、多くの経営者が、別人のように変わっていった。

「組織が明るくなった」
「社員が、自分で動くようになった」
「お客様の声が、変わってきた」

そうした言葉を聞くたびに、私は確信を深めていった。

コンサルティングとは、知識を渡す仕事ではない。考える力を取り戻す過程に、責任をもって立ち会う仕事だ。コーチやコンサルタントとして仕事をしている人間は、「伴走」という言葉を多用する傾向があるが、私が行っているのは、伴走なんて生ぬるいものじゃない。

脳内にこびりついた古いOSをアンインストールし、最新のOSに書き換えることができれば、採用や組織づくりだけでなく、経営に関連するあらゆる課題に対処する方法論を、自分の脳から生み出すことができるようになる。

ここに到達していただくことが、従業員満足度研究所が提供するコンサルティングのゴールである。

小さな会社に外部コンサルタントは不要だと公言してきた私が、お客様から求められて始めたコンサルティング事業。

不思議な縁から始まったこの事業は、その後、紆余曲折を経て、現在は少し形を変えながら、継続されることになる。

当社の「従業員」の定義

当社では「従業員」を“理念やクレドに従う全スタッフ”と定義しています
つまり一般的な社員だけでなく、アルバイトさん、パートさん、
そして経営トップや役員も従業員の一人であり、そこに優劣はありません。

一般的には、経営者に「従う」という意味で従業員という言葉が使われていますが、
当社では理念やクレドに「従う」という意味で
経営トップも含めて関係者全員を従業員と定義しているのです。

書籍のご案内

ES2.0書籍のサムネイル

代表の藤原清道が自ら経営する会社での実体験を通して得た、従業員満足度を上げるための実践的なノウハウをお伝えする、経営者やリーダー必読の一冊です。

Amazonで購入する
ES2.0書籍のサムネイル

手軽に学び始めたいという方はこちら

日本で唯一の
ESに特化したメルマガ

メールのアイコン

2008年の創刊以来、毎日配信し続け6400号。
採用や組織作りを中心とした現役経営者の思考を学べる
1ヶ月間無料の日刊の会員制メールマガジンです。

会員制メールマガジンを購読する

気軽に情報収集から始めたい方はこちら

note / X / YouTube

従業員満足度研究所 代表 藤原清道

noteは週3〜4本、Xは毎日発信、YouTubeも平均月に2本アップ。
採用や組織作りなどについて無料で学べる公式アカウント。
メルマガはハードルが高いと感じられる方は、
まずSNSのチェックから始めてみてはいかがでしょうか。

対談企画

定着と報酬の関係

代表の藤原清道が、株式会社ワイキューブ創業者で境目研究家の安田佳生さんと対談しています。

サービスについてご質問などがございましたら、こちらからお問い合わせください。

お問い合わせはこちら