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会社員経験〜 バブル崩壊直後の大手子会社で学ぶ 〜

バブル崩壊の影響を色濃く受けた都市銀行のグループ企業で、会社員として働いていたのが、18歳から21歳。当時の誰もが想像できなかったレベルで株価や地価が急落し、大量の不良債権を抱えることになった金融機関だが、それでも私が働く末端レベルでは、全くと言っていいほど危機感はなく、社会人はみな案外ゆるい世界で仕事をしているんだなと感じた。それは大手企業特有の大企業病に侵された、茹でガエルを量産するようなゆるさのような気もしたが、実はそうではなかった。

その当時に知り合ったさまざまな規模の経営者の方々からいただいた学びをヒントに自分の脳内で導き出した答えは、バブル崩壊くらいで経営が揺らぐような企業は、そもそも、社会にとっても顧客にとっても不要だったのだろうということ。

日本全体の経済成長が右肩上がりに続くという神話が崩れた直後に、社会人になることができたことは本当に幸運だった。それはビジネスの本質を理解することができたから。

「儲かるビジネスとはなんだろう?」「これからは何がくるんだろう?」「旬な儲けネタは逃さず捉えたい」そういうビジネストレンドを過剰に気にしながら経営を行っていた企業は、ことごとくバブル崩壊という波に飲み込まれて消えていった。

しかしトレンドは気にしながらも、「お客様にとって価値あるものとは?」「日本の社会、日本の経済にとっての最善はなにか?」という視点をメインにしてビジネスを設計していた企業は、社会全体の経済成長が止まっても、不景気の波に飲み込まれることなく仕事が入り続けていたのである。

バブル崩壊後の日本経済は「失われた20年、もしくは失われた30年」と揶揄されているが、そのバブル崩壊直後に社会人として日本経済のリアルに触れることができたおかげで、普遍性のあるビジネスの本質が自分の脳の深い部分に落ちてきた。

儲かるからやるのではなく、お客様にとって価値があるからやる。社会にとって意義があるから継続する。私には、「バブルの崩壊をものともしない経営者の方々のカバン持ちをしてきたからこそ身に付いたもの」があった。それが、時代や景気に左右されないビジネスの本質である。

当時はサラリーマンだった私だが、その時に明確に自分のビジョンが決まった。お客様と社会に大きな価値を提供し続けるためにも、強く正しく美しいビジネスを構築すると。

当社の「従業員」の定義

当社では「従業員」を“理念やクレドに従う全スタッフ”と定義しています
つまり一般的な社員だけでなく、アルバイトさん、パートさん、
そして経営トップや役員も従業員の一人であり、そこに優劣はありません。

一般的には、経営者に「従う」という意味で従業員という言葉が使われていますが、
当社では理念やクレドに「従う」という意味で
経営トップも含めて関係者全員を従業員と定義しているのです。

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