プロフィール20 「新 従業員満足度ES2.0」の執筆 〜 日本企業の未来のために使命感を持って取り組む 〜

プロフィール
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「新 従業員満足度ES2.0」の執筆〜 日本企業の未来のために使命感を持って取り組む 〜
デスクに向かって夢中で何かをノートに書き込む男性のイメージ画像

『新・従業員満足度 ES2.0』を書こうと思ったのは、「本を書きたい」という欲求が先にあったわけではない。むしろ、できれば書かずに済ませたかった、というのが正直なところだ。

私は作家ではない。文章の専門家でもなければ、体系立てて理論を構築する研究者でもない。これまでやってきたのは、あくまで現場で考え、現場で悩み、現場で試し続けてきただけだ。

それでも、書かざるを得ないと思うようになった。

日刊メールマガジンを通じて、さまざまな経営者や働く人たちの声に触れる中で、同じ違和感が何度も繰り返し届くようになっていたからだ。

「制度を整えても、現場が良くならない」
「評価制度を変えたのに、人が育たない」
「従業員満足度を高めたいと思っているのに、何から手をつければいいのか分からない」

多くの企業が、「正しいこと」をやろうとしている。それなのに、なぜか組織は良くならない。むしろ、現場が疲弊し、言葉が形骸化していく。

その光景は、かつての自分自身の姿と重なって見えた。

従業員満足度や従業員エンゲージメント、ウェルビーイングなどの言葉は、いつの間にか広く知られるようになった。だが、その多くは「施策」や「制度」として扱われ、結果を生む前に消費されていく。それは、本来の意味から大きくズレていると感じていた。

従業員満足度やエンゲージメントを高めれば業績が上がる、という発想は、日本ではいまだ根強い。しかしそれは順序が逆だ。従業員満足度やエンゲージメントは、経営成果を得るための手段ではなく、経営が目指すべき状態そのものだと私は考えている。

その違和感を、どこかで一度、きちんと言葉にしておく必要がある。そう思うようになった。

執筆にあたって意識したのは、「新しい理論」を提示することではなかった。これまで自分が失敗し、遠回りし、痛い目に遭いながら学んできたことを、できるだけ正直に並べること。うまくいったことよりも、うまくいかなかったことを中心に書くことだった。

従業員満足度を高めるために、何をすればいいのか。その問いに、安易な答えを出すつもりはなかった。

むしろ、
「なぜ、それをやろうとしているのか」
「その判断は、誰のためのものなのか」
そうした問いを、読者自身が自分に投げ返せるような本にしたいと思った。

書いているうちに、改めて気づかされたことがある。自分がこれまでやってきたことは、決して特別なものではないということだ。

利益を追い、組織を壊し、そこから立ち止まり、考え直し、やり直した。その過程で得た学びは、どこの会社でも起こり得る、ごく普遍的なものだった。

だからこそ、これは「私の本」であると同時に、多くの経営者やリーダーが、自分自身の物語として読み返せる本であってほしいと思った。

出版という形を選んだのは、知識を広めたかったからではない。「考え続けるための材料」を、できるだけ多くの人に手渡したかったからだ。

この本を読んで、すぐに何かが変わるとは思っていない。だが、ページを閉じたあとに、
「自分は何を大切にして経営しているのか」
「この組織を、どんな場所にしたいのか」
そんな問いが、しばらく頭の中に残るとしたら、それで十分だと思っている。

『新・従業員満足度 ES2.0』は、完成形を示す本ではない。私自身も、今なお考え続けている途中にいる。

それでも、この時点での思考と実践を、一度きちんと外に出しておくこと。それが、日本企業の未来に対して、私なりに果たせる責任だと思い、筆を取った。

当社の「従業員」の定義

当社では「従業員」を“理念やクレドに従う全スタッフ”と定義しています
つまり一般的な社員だけでなく、アルバイトさん、パートさん、
そして経営トップや役員も従業員の一人であり、そこに優劣はありません。

一般的には、経営者に「従う」という意味で従業員という言葉が使われていますが、
当社では理念やクレドに「従う」という意味で
経営トップも含めて関係者全員を従業員と定義しているのです。

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